<女子2回戦>
積極的な攻撃を展開した細田学園が高知中央を2―1で振り切った。
第1セットは松本、中島の両アタッカーのスパイクから流れをつかみ、25―16で先取。第2セットはサーブミスが重なると相手の留学生のスパイクに苦戦し、23―25で落とした。第3セットでは序盤に3点を先行されたが、定山の強打などで巻き返し、25―17で制した。
熱戦制しチーム成長

女子2回戦 高知中央―細田学園 第3セット、細田学園の松本(右)がスパイクを決める
細田学園が8強入りした第68回大会以来、10年ぶりに3回戦に進出した。フルセットにもつれた熱戦を制し、伊藤監督は「第2セットを接戦で落として、第3セットでよく立て直してくれた。この経験がチームの成長につながる」と喜んだ。
第1セットはアウトサイドヒッターの松本、オポジットの中島の1年生コンビが躍動した。中盤の5連続得点でペースをつかみ先行した。だが、第2セットは接戦に。相手が左右に攻撃を散らしてくると対応できず、押し切られた。
最終セットは指揮官も納得の試合運びだった。序盤の3連続失点で流れが傾いたが、マークすべき相手を選手たち自らで考え、実践した。中島は「パワフルなスパイクを見せられた。ライトからの速い攻撃が得意」と理想の攻撃を披露し、得点を重ねた。
これまでの最高成績はベスト8。3回戦の相手は前々回の覇者で、5度の日本一を誇る就実(岡山)に決まった。指揮官は「次戦はしっかりサーブを打っていきたい。冷静に試合に臨む」と自らのバレーに徹する。
変幻自在な攻め発揮
1年 松本
下級生が中心の細田学園で1年生のアウトサイドヒッター松本が活発にコートを動き回った。力強いスパイクを見せた一方で、相手のスペースを見極めて上からボールを落とすなど、変幻自在な攻撃を存分に発揮して相手を翻弄(ほんろう)した。
先輩たちの助言で強気に攻めた。「フルセットまでもつれて苦しかったけれど、リベロの3年生の2人(元、加藤)が後ろからが声をかけてくれてた」。学年を超えた一体感をプレーで体現。心強いサポートを感じながら、感謝の気持ちを結果で示した。
<男子2回戦>
強敵相手に意地の粘り
春日部共栄は清風の高いブロックと速い攻めに対応できず、0―2で初戦敗退となった。
第1セットは6連続失点を許すなど、防戦一方のまま打開できず8―25で落とした。第2セットは劣勢から全員バレーで粘り強くつなぎ、レフト坂本、ミドル八柳らのスパイクで反撃に転じた。しかし点差を詰め切るには及ばず、終盤に再び突き放された。

男子2回戦 清風―春日部共栄 第1セット、春日部共栄の八柳(4)と坂本(14)がブロックを破られる
17大会ぶりに選手権の舞台に帰ってきた春日部共栄は、昨年度の全国私学選手権覇者の清風に勝利を阻まれた。攻守両面で上を行く相手から主導権をつかむことができなかった。野口監督は「ここまで連れてきてくれた選手たちに感謝したい」と言葉をかみしめた。
防戦一方となった第1セットから一転、第2セットは必死の粘りから攻撃につなげた。速いトスで左右に展開する相手の攻撃にブロックは追い切れなかったが、リベロの橋本を中心とした懸命なレシーブでボールを簡単に落とさなかった。 苦しい展開でも坂本と八柳が威力のあるスパイクを決め、チームを奮い立たせた。身長190㌢台が並ぶ相手のブロックと対峙(たいじ)しても、188㌢の八柳は「打点を良くする意識がうまくいった」とさらに上からたたきつけた。
初戦から強豪とぶつかる厳しい大会となったが、コートを去る選手たちの目に涙はなかった。エースで主将の伊藤は「高校最後の大会で、いいチームと試合ができてうれしかった。やり切った」と屈託のない笑顔を見せた。
チーム救う好レシーブ
リベロ 橋本
春日部共栄のリベロ橋本が得意のレシーブで何度もチームを救った。第2セットには、相手ブロックがはたき落としたボールに圧倒的な反射神経で腕を伸ばして味方につないだ。派手さはないが、観客席から上がった歓声が好プレーであることを物語っていた。
「つなぐことだけは負けたくない」と打点が高いサーブを想定しレシーブの練習を積んだ。この試合でも強豪相手に安定したレシーブを見せ、「サーブカットは自分で満足のいくプレーができた」とうなずいた。
=埼玉新聞2026年1月8日付け7面掲載=
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