バレーボールの第78回全日本高校選手権埼玉大会決勝トーナメント(11月4、5、8、9日・サイデン化学アリーナさいたまほか)の組み合わせ抽選会が3日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場する男女各36校の対戦カードが決まった。男女の優勝校が本大会(来年1月5~8、10、11日・東京体育館)に出場する。
県高校総体の1~4位がそのまま第1~4シードに入り、第5~8シードは8強入りした残りの4校による抽選で決定。第1~8シードは大会第1日の2回戦から登場する。第9~12シードには各地区予選の優勝校が収まった。
男子の第1シードは2大会連続の県制覇を目指す埼玉栄。第2シード以下は春日部共栄、正智深谷、昌平と続いた。女子の第1シードは2大会ぶりの春高出場を狙う細田学園。第2シード以下は春日部共栄、狭山ケ丘、市川越が入った。
くじを引く出場校の主将たち=3日午後、スポーツ総合センター
【男子】
2連覇狙う埼玉栄
第1シードの埼玉栄が連覇を目指す。3年生は3人と少ないながらも関東県予選、高校総体で優勝を飾った実力は本物。レフト都築を中心に粘り強く拾い、絶対的エースの坂本にボールをつなぐ。伊藤監督は「連続優勝に向けコンディションをしっかり整えたい」と大会に万全を期す。 第2シードの春日部共栄は関東県予選の決勝で埼玉栄と対戦し、第1セット24―26、第2セット22―25とあと一歩まで追い詰めた。わずかな差を詰め切り、17大会ぶりの春高出場を掲げる。
2度目の頂点を狙う第3シードの正智深谷は、主将のレフト佐藤を筆頭に攻守にハードワークできる選手がそろう。鈴木監督は「全国の舞台にもう一度立ちたい」と言葉に力を込めた。
第4シードの昌平はレシーブに優れた高山、間瀬の両リベロを中心とした手堅い守りが武器。思い切りのよいアタックが魅力の主将棚沢が得点源となる。
【女子】
細田学園がV筆頭
今季3冠目を狙う細田学園が優勝候補の筆頭格となる。身長180㌢のミドル平沼、レフトには170㌢超えの定山、松本が構え、例年になく高さがある。伊藤監督は「高さと力を生かして、ここは絶対に負けられない」と語気を強めた。
前回大会で初優勝した狭山ケ丘は第3シードに入った。関東高校県予選、県高校総体はいずれも3位だった。昨冬に全国を経験したエース宮沢が主将を務め、攻守の要に成長。セッター西村や比留間、広川と身長170㌢を超える3人が相手攻撃の芽を摘む。
春日部共栄は第2シードから5大会ぶりの優勝を狙う。関東県予選、県高校総体はともに準優勝。どちらも第1セットを先取してから逆転負けと頂点にあと一歩に迫る。第4シードは伝統校の市川越が入った。攻撃的バレーの核を担うのはエース工藤。小柄ながら強力なスパイクが持ち味。セッターの山本主将が多彩な攻撃を組み立てる。
=埼玉新聞2025年10月4日付け6面掲載=
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