決勝トーナメント組み合わせ抽選会
バレーボールの第74回全日本高校選手権埼玉大会(11月19、20、21日・サイデン化学アリーナほか)の組み合わせ抽選会が25日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場する男女各40校の対戦が決まった。男女の優勝校が本大会(来年1月5~9日・東京体育館)に出場する。
高校総体県予選の1~4位がそのまま第1~4シードに入り、第5~8シードは8強入りした残りの4校による抽選で決定。第1~8シードは大会第2日の3回戦から登場する。第9~12シードには各地区予選の優勝校が収まった。
男子の第1シードは2年ぶりの優勝を目指す埼玉栄。第2シード以下は2連覇を狙う昌平、深谷、春日部共栄となった。女子は王座奪還に燃える細田学園が第1シード。第2シード以下は2年連続の栄冠を目標とする春日部共栄、狭山ケ丘、正智深谷になった。
雪辱燃える細田学園
第1シードに入ったのは、一昨年の女王細田学園。伝統の粘りのバレーに加え、今年は攻撃力と高さが加わった。浜地コーチは「全国しか目指していない。昨年の思いも背負って戦いたい」と気合が入る。ミドルの井上を中心とした自慢の攻撃力を発揮したい。2、3年生を中心に6連覇を逃した昨年の雪辱に燃えている。
第2シードで前回優勝の春日部共栄は連覇を視界に捉える。鱒渕コーチは「昨年以上に高さとパワーがある」と自信をのぞかせる。ブロックで流れを呼び、全国を経験したエース都築の得点力に期待がかかる。
第3シードには、一昨年初の決勝進出を果たした狭山ケ丘が入った。引地監督は「春高への思いは強い。あと一歩が続いているが、今年がチャンス」と意欲を見せる。第4シードの正智深谷の春名監督は「3年生中心にまとまってきた。拾って粘り勝ちたい」と士気を高める。
王座奪還期す埼玉栄
男子は埼玉栄が第1シードから2年ぶりの優勝を狙う。伊藤監督は「大きなけががなければ、優勝もできる」と手応えを口にした。8月の全国高校総体後、課題のレシーブと攻撃のコンビネーションを強化。島津、工藤を中心に攻守で精度が高い。
2連覇を目指す第2シード昌平は3年生中心だが、掛川監督は「練習試合がなかなかできなかったが、1年生を試しつつ、チーム内でいい競争ができている」とチームの底上げを図った。
第3シードの深谷は高身長の岡、栗原を軸に高さを生かした攻守で全国大会出場を目指す。堀切監督は「春高出場に向けてモチベーションが高まっている」と闘志を燃やす。第4シードの春日部共栄は、3年生の近喰、2年生の森平を主体に粘りのバレーで勝負する。成田監督は「大会が近づくにつれて全員の意識が高くなった。それを維持して臨みたい」と気合十分だ。
=埼玉新聞2021年10月26日付け7面掲載=
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