春高懸け頂点争う
くじを引く出場校の主将たち=29日午後、スポーツ総合センター
バレーボールの第77回全日本高校選手権埼玉大会決勝トーナメント(11月4、5、10日・サイデン化学アリーナさいたまほか)の組み合わせ抽選会が29日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場する男女各40校の対戦が決まった。男女の優勝校が本大会(来年1月5~7、11、12日・東京体育館)に出場する。
県高校総体の1~4位がそのまま第1~4シードに入り、第5~8シードは8強入りした残りの4校による抽選で決定。第1~8シードは大会第2日の3回戦から登場する。第9~12シードには各地区予選の優勝校が収まった。
男子の第1シードは3年ぶりの春高出場を狙う埼玉栄。第2シード以下は昌平、越谷南、深谷となった。女子は初優勝を目指す狭山ケ丘が第1シード。第2シード以下は春日部共栄、細田学園、本庄第一が入った。
男子
王座奪還狙う 埼玉栄
男子は埼玉栄が第1シードから王座奪還を目指す。関東県予選、県高校総体で優勝し、国民スポーツ大会の選抜にレフト中村、オポジット定山ら6人が選ばれ頭一つ抜けた存在。伊藤監督は「優勝は当たり前。全国で上位を目指せるようにする」と先を見据える。
第2シードの昌平は強烈なスパイクを放つレフト鈴木、185㌢の竹林が攻撃の中心。掛川監督は「夏のレベルアップを発揮し春高出場を目指す」と夏に重点的に取り組んだ献身的な守備や、技術・精神面の成長を見せつけたい。
2年生以下の新体制で臨む第3シード越谷南は荒井、成田、田島の経験者が鍵。飯島監督は「地をはう雑草のように粘って粘って戦う」と誓った。第4シードの深谷は180㌢超えのレフト鈴木、ミドル織田の高さが武器。OBの堀切監督は「応援を背に楽しみながら結果を求めたい」と古豪復活を期す。
女子
初V目指す狭山ケ丘
女子は狭山ケ丘が第1シードから初の頂点を目指す。今夏は伊藤、室のリベロ2人が粘り強い守りからコンビバレーを展開し、初の全国出場を果たした。引地監督は「自分たちらしく思い切って戦い、再び全国の景色を見たい」と力を込めた。
第2シード春日部共栄は全員バレーで4年ぶりの優勝を狙う。鱒渕コーチは「やってきたことを出し切れば結果はついてくる」と自信をうかがわせた。コート内で司令塔を務めるセッター塚田の正確なトスでレフト冨永らの攻撃を勢いづける。
4連覇を狙う第3シード細田学園は強力なブロックを武器に県高校総体の雪辱に燃える。昨冬の春高でも活躍した身長170㌢超のミドル中沢、レフト犬伏が攻守の要。木戸、山崎の2セッターにも注目だ。第4シード本庄第一は184㌢の長身ミドル三宅を軸に粘りのバレーで勝ち上がりを目指す。セッター新井の展開力で佐藤、鏡内ら攻撃陣を生かしたい。
=埼玉新聞2024年10月30日付け15面掲載=
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