第105回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月7日・花園ラグビー場)の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で行われた。
2年連続6度目の出場となる埼玉第1地区代表の昌平は、27日の1回戦で四日市工(三重)と争う。昌平の宮元崇主将は「どこが来ても、一戦一戦勝ち上がっていく」と気合を入れた。
初出場となる埼玉第2地区代表の慶応志木は同日、1回戦で青森山田とぶつかる。慶応志木の浅野優心主将は「やるべきことをぶらさず、年越しを目指す」と目標を掲げた。

組み合わせ抽選会に臨んだ昌平の宮元崇主将(左)と慶応志木の浅野優心主将=6日午後、大阪府内(提供)
昌 平
県内で4冠 初の8強へ
初の8強入りを目指す昌平は初戦で、5大会ぶり2度目の出場の四日市工(三重)と顔を合わせる。現チームでの対戦経験はなく、船戸監督は「まずは1回戦をしっかり勝ちに行く」と冷静に目の前の相手を見据えた。
昨季に引き続き県内4冠を成し遂げ、実力は折り紙付き。対人に強いFW陣と走力を備えたバックスが一体となり、隙のないラグビーを展開する。全国レベルの相手との対戦経験も豊富だが、指揮官は「大会で勝てていない」と公式戦での勝利を渇望する。
同組には前回覇者の桐蔭学園(神奈川)や、43度目出場の常翔学園(大阪)など強豪校がひしめく。宮元主将は「昌平の伝統であるディフェンスで圧倒して、攻撃につなげたい」とスタイルを貫き勝利を目指す。
慶応志木
年越しへベスト尽くす
創部68年目で初めて花園に挑む慶応志木の隣には青森山田が入った。青森山田は7年連続7度目出場と近年力を付けている。竹井監督は「ベストを尽くして勝ち上がる。まずは東福岡を目標にする」と3回戦での名門校との対戦を望んだ。 最大の武器は、県予選で威力を発揮したモール戦術。密集で押し込み、ランや横への展開など幅広い攻めにつなげる。今月の初めには外部コーチの指導で密集以外の動きの強化を進め、初の全国に向け攻守とも隙のない組織に仕上がっている。
本番までの3週間には、山梨学院などの強豪校や大学生との練習試合を予定し、さらなる成長を図る。今後の一戦一戦が部の新たな歴史となる戦いに、主将の浅野は「モール起点のアタックに磨きをかけ、年越しを目指す」と意気込んだ。
=埼玉新聞2025年12月7日付け8面掲載=
サイト内の
昌平高校の基本情報は→こちら
慶応志木高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事