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全国高校ラグビーあす開幕、51校参加 昌平は28日に初戦

昌平 初の16強へトライ

 

2年ぶり5度目の花園に挑戦する昌平高校ラグビー部

 

 ラグビーの第104回全国高校大会は27日、51校が参加して東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。2大会ぶり5度目の出場となる埼玉代表の昌平は第2日の28日、1回戦で開志国際(新潟)と対戦する(12時50分・第1グラウンド)。
 今季は県高校新人大会、関東大会県予選、7人制大会、全国高校埼玉大会で優勝し、同校初の県内完全制覇を果たした。7人制の全国大会では、強靭(きょうじん)な体とスピードを武器に突破するバックス陣が強豪校と渡り合い、初の8強入りを果たした。
 初戦の相手である開志国際は、縦に強い留学生を擁するチーム。日本一のスクラムを目指してきた昌平のFW陣が、攻守で体を張り続けられるかが焦点となりそうだ。接点で前に出て、強みのバックス陣を起点に先制トライを奪えれば、一気に流れをつかむだろう。
 初めて花園で指揮を執る船戸彰監督は「目の前の一試合一試合に向けてしっかり準備をして、一年間必死にやってきたことを出すだけ。勝ちにこだわりたい」と、初の年越しと悲願のベスト8入りを目標に据えた。

 

スピード感 存分に披露

縦に強い昌平のロック香曽我部(左から3人目)と体を張れるFWの要・プロップ小山田(右)

 

 運動能力の高い選手が集まる昌平は、FWとバックスが一体となったラグビーで全国の強豪たちに向かっていく。一年かけて構築してきた、スピード感のあるラグビーを存分に披露したい。
 FW陣は、激しいコンタクトを物ともしないプロップ小山田、チーム一のタックル力で相手を倒すナンバー8伊藤を筆頭に、体を張れる選手がそろう。献身的なフランカー井出、足立や、がっぷり四つで前に出るロック香曽我部、大石の愚直さにも注目。フッカー塙と2年プロップ川端を起点に、安定したセットプレーを展開したい。
 FWとバックスをつなぐハーフ陣は、主将のSH白鳥と2年のSO宮本で構成。個々のスピードに自信があるだけに、白鳥のパス出しから攻撃を加速させたい。ランセンスが光る宮本は、司令塔の一端を担いながら得点源にもなれる。バックスの突破に合わせ、相手守備をかく乱したい。
 今季のバックス陣は、強さと速さを兼ね備える精鋭部隊だ。50㍍走6秒2の快足を持つ山口、縦に強い山崎の両WTBは突破力抜群。目を見張る速さでサイドを一気に駆け上がる。CTB惣坊、中尾は体が強く、攻守ともに奮闘が期待される。広い視野と高い状況判断能力を持つFB小林が、得意のキックとステップで好アシストを量産し、チームの勝利を手繰り寄せたい。

 

=埼玉新聞2024年12月26日付け12、14面掲載=

 

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「手をかけ 鍛えて 送り出す」の教職員モットーのもと、「学力」と「人間力」を育成します。生徒がいかに多くの成功体験を持ち、達成感を得られるかを昌平高等学校の教職員はつねに考えています。学習、部活動、文化活動、学校行事など、様々な場面で生徒ひとりひとりに活躍の場を与え、成功に導くことが教職員の使命です。そして、生徒が将来の夢を叶えられるように、進学目標に応じて、教職員は一丸となってサポートしています。

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