県勢女子選手の優勝は初めて
全国高校囲碁選手権大会の女子個人戦で優勝した開智高2年の長野優希さん(さいたま市)が26日、県庁で大野元裕知事に結果を報告した。県勢女子選手の優勝は初めてで、「準決勝は危なかった。相手と仲が良くて、真っ先におめでとうと声をかけてくれてうれしかった」と笑顔だった。
大会は3~5日に東京都の日本棋院で開催された。直前の1、2日に行われた全国高校総合文化祭(総文祭)では3位に入賞し、「総文祭の2日目から調子が良くなってきた。前日もゆっくり休めた」と振り返った。
小学3年生から囲碁を始め、昨年の同大会は1次リーグで敗退したものの、多くの県内の大会で優勝を果たしている。小島克也校長は長野さんを「ノーシードから勝ち上がった。秒読みになるほど強いタイプで、『粘りの長野』と呼ばれている」と紹介。大野知事は「ベストな状態で試合に臨めることは素晴らしい」とたたえた。
=埼玉新聞2022年8月29日付け10面掲載=
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