巳年を題材にした大絵馬や灯籠を奉納する花咲徳栄高校美術部=加須市花崎の花崎鷲宮神社
加須市花崎の花咲徳栄高校の美術部が24日、地元の花崎鷲宮神社に、来年の干支(えと)巳(み)年を題材にした大絵馬と小絵馬、灯籠11基を奉納した。昨年から行っている地域交流事業の一環で、生徒たちは「いい年になりますように」と願いを込めた。
巳年の大絵馬は高橋愛さん(2年)の作品。大きさは高さ92㌢、幅1㍍40㌢。巨大な白蛇が迫力満点で、力強い。高橋さんは「白蛇は大きく描いた。富士山と梅の花を入れて、華やかにした。新しい年は、いい年にしたい」と笑顔をのぞかせた。
今年の干支、辰(たつ)年の大絵馬を描いた部長の石橋和佳さん(3年)は「辰年の龍の大絵馬が『かっこいい』と褒められ、うれしかった。辰年は私にとってはいい年でした。希望した大学にも合格できた。絵馬の効果もあったと思っている」などと振り返った。
同神社の鈴木岩根宮司(65)は「大絵馬と小絵馬の絵は、私と総代さんで選ばさせてもらっている。今年もいい絵を描いていただいた。交流を通して、日本の伝統文化や年中行事の大切さを知ってほしいと思っている」と話した。
正月三が日は午後4時から朝まで、灯籠と共に大絵馬、小絵馬をライトアップする予定。
=埼玉新聞2024年12月26日付け9面掲載=
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