
スポーツボランティアの部員と教室で練習している児童ら=北本市の北本市体育センター
北本市体育センター(北本市古市場)で、月4回開かれている小学生対象のミニバスケット教室に、5月から地元の県立北本高校バスケットボール部がスポーツボランティアとして参加し、児童と交流を深めている。講師の千葉晃代さんは「子どもたちの笑顔も増えました」と成果を話している。
同センターは、北本地域スポーツ振興共同事業体サイオーが指定管理者になっている。教室はバスケットボールを好きになってもらい、誰でも参加できることを目指して活動。毎週火曜日の午後5時~同7時が練習日。現在、小学3年生~6年生までの21人で練習している。
同校は同センターと隣接。地域貢献事業に取り組む同校に、スポーツボランティアの派遣を依頼し、バスケット部が快く引き受けた。
児童を補助しているのは、いずれも2年生で、男子バスケット部長の福嶋晟汰(せいた)さんと副部長の真貴田陽太郎さん、女子バスケット部長の吉野里奈さんと副部長の脇坂恋菜さん。
教室ではドリブルやパス、シュートなどの基礎練習後、ミニゲームを実施。高校生にとって小学生は弟や妹のような存在。緩めのパスや試合の時も優先的にボールがいくように心がけているという。
部員らは「楽しそうな姿を見ると、こちらもうれしくなります」と爽やかな汗をかきなら、見守っていた。千葉さんも「高校生と子どもたちが共に成長できることを期待したい」と話している。
=埼玉新聞2025年10月26日付け11面掲載=
サイト内の北本高校の基本情報は→こちら
学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
本校は地域の要望を受け、昭和50年に設立され、昨年で50周年を迎えました。少人数学級編成によるきめ細やかな指導や、多様な進路希望の実現を図るためのガイダンス・進路面談を実施し、生徒を育む教育活動を行っています。学校行事も充実し、部活動も活気があり、生徒たちは生き生きと学校生活を送っています。令和7年度に文部科学省よりDXハイスクールの指定校に選ばれ、「普通科でもDX人材の育成」に取り組みます。
カテゴリー
よく読まれている記事