陸上の北関東高校大会は17日から4日間、栃木県のカンセキスタジアムとちぎで男女計41種目が実施される。各種目の上位6人(女子棒高跳び、三段跳び、ハンマー投げ、男女競歩は4人、男女混成種目は3位までと4~6位の全国記録上位5人)までが、全国高校総体(8月3~7日・徳島)の出場権を獲得する。県勢の活躍が期待できる種目を中心に展望した。
男子
富樫(武南)、小瀬(川口市立)が主役へ
100、200㍍で2冠を狙う富樫竜輝(武南)と400、800㍍、1600㍍リレーの3種目制覇を目指す小瀬堅大(川口市立)が最有力。
富樫は県予選の200㍍で雨と風の不利な条件の中、21秒27を記録。好条件がそろえば20秒台の可能性がある。小瀬は本調子ではなかったものの、県予選で3種目優勝。状態次第では、関東で好タイムが出そうだ。
110㍍障害は県予選同様に工藤晴斗(花咲徳栄)、野中瑛心(埼玉栄)、西山兼人(昌平)のハイレベルなレース展開になりそう。5000㍍は県予選で大会新を記録した小山翔也、吉田蔵之介の埼玉栄勢に佐々木大輝(花咲徳栄)の好走が予想される。投てき種目は、砲丸投げと円盤投げの2種目制覇を狙う益井晴輝(西武台)。十種競技では、竹島祐人(坂戸西)と実力者の活躍から目が離せない。
富樫竜輝
小瀬堅大
工藤晴斗
女子
好調 田中、阿部(松山女)に注目
注目は松山女の2人。三段跳びの田中美憂は県高校記録保持者。県予選では圧巻の跳躍で12㍍56の大会新を記録した。目標である13㍍を関東でマークできるか。
もう1人は七種競技の阿部友だ。中学時代に県中学記録を樹立。今年の県予選では苦手な投てき種目で好記録を出し、大会新の2連覇と好調だ。
走り高跳びは高橋美月(埼玉栄)が有力。1年生ではあるが、今月のU20(20歳以下)日本選手権で優勝し、実力十分。同選手権100㍍で優勝した山内そよ(大宮東)は100、200㍍と400、1600㍍リレーの4種目制覇を視野に入れる。県予選で昌平勢が上位を独占した1500㍍は、仲西梨花、蛯名夏音、佐藤彩乃が虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。棒高跳びは渡辺冴璃(大宮東)の好記録に期待したい。
田中美憂
阿部友
高橋美月
=埼玉新聞2022年6月17日付け7面掲載=
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