【フェンシング】
成年男子エペ 埼玉が3位入賞
フェンシング 成年男子エペ3位決定戦 埼玉―茨城 埼玉の浅海聖哉(右)が茨城の石井勇多を攻める=SAGAサンライズパーク総合体育館
「声」で仲間鼓舞
フェンシングの成年男子エペは埼玉が3位入賞した。今大会から団体を結成した3人は試合中も声をかけ合い、仲間を鼓舞。監督兼選手の小野(埼玉栄高出)は「団結力でほかに勝った。このメンバーで入賞できてうれしい」と喜んだ。
準決勝で優勝した神奈川に1―2と惜敗して臨んだ3位決定戦。1番手の浅海(埼玉栄高出)は「自信を持って圧倒した」と得意のパラードから攻撃を仕掛け、5―2で快勝した。続く小野は一時4―0とリードを築くも連続で5得点を献上し、3番手勝負となった。
勝負を託されたメンバー最年少の高橋(立教新座高出)は持ち味のロングアタックが光った。「引いたら負け。プレッシャーをかけ続けた」と終始相手を押し込んだ。間合いを図ると瞬発力のある攻撃で得点を重ねた。
次に国民スポーツ大会で同種目が行われるのは2年後。高橋は「再来年に照準を合わせて必ず優勝する」と力を込めた。
完全燃焼も悔い
「勝ちたかった」
成年女子サーブルの埼玉は2回戦第1プールで東京、山口と対戦。一丸で戦ったがそれぞれ0―3と及ばなかった。監督兼選手の伊達(埼玉栄高出)は「工夫した部分はやり切れた。チームで一つは勝ちたかった」と悔しさをにじませた。
山口戦で1番手を務めた小野(埼玉栄高出)は普段はエペを本職とする。サーブルのスピード感に戸惑うもチームで徹したカウンター攻撃で相手に迫った。小野は「体の使い方や瞬発力などはエペにも生かせる」と今大会の収穫を口にした。
【馬術】
成年女子ダービー 大塩が2位
馬術 成年女子ダービーで2位になった大塩範子とケル・フラム号(提供)
コンビ力を発揮
人馬一体で飛越
馬術の成年女子ダービーは埼玉の大塩範子(駿ホースクラブ)が準優勝した。騎乗したケル・フラム号は2年前に4位だった栃木国体でもコンビを組んだ馬。「今年は(4位よりも)上の順位を目指したのですごくうれしい」と喜んだ。
本庄市の乗馬クラブで普段から同馬をケアしてコンビ力を上げた。大きな馬体の14歳牡馬は元気よく障害を飛越。「馬を信じてしっかりとコントロールできた」とバンケットや水濠(すいごう)なども力強くクリアした。
来月は全日本障害大会PartIに同馬と挑戦する。大塩は「今回のようないい成績を残したい」と人馬一体でさらなる高みへ駆け上がる。
=埼玉新聞2024年10月11日付け11面掲載=
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