堀光敦史副知事(中央)から県選手団旗を受け取る小林橘平(左)と吉瀬千咲(右)=18日午後、さいたま市浦和区の埼玉会館
第78回国民スポーツ大会(本会期=10月5~15日)・第23回全国障害者スポーツ大会(10月26~28日)「SAGA2024」の県選手団結団式と壮行会が18日、さいたま市内で行われ、出席した各競技の監督、選手ら約360人が活躍を誓った。
2023年の「燃ゆる感動かごしま国体」で埼玉は冬季大会、本大会を合わせて天皇杯(男女総合成績)5位、皇后杯(女子総合成績)4位の成績を収めた。県スポーツ協会副会長の新井彰国民スポーツ大会県選手団副団長は「天皇杯、皇后杯ともに3位以上の目標を達成するため、選手団一丸となって臨む」とあいさつした。
式では、堀光敦史副知事から国民スポーツ大会の総合開会式で旗手を務めるフェンシング少年男子の小林橘平(埼玉栄高)と、全国障害者スポーツ大会の開会式で旗手を務める水泳の吉瀬千咲(東女体大、坂戸ろう学園出)に選手団旗が授与された。
小林は「旗手を任されてうれしい気持ちと緊張がある。競技ではチームを引っ張って良い結果を残したい」と力を込めた。吉瀬は「どきどきしたが埼玉の障害者代表として受け取れた。頑張ってメダルを取りたい」と笑顔を見せた。
埼玉は冬季国体と水泳などの会期前1回目競技を終えて、天皇杯は557点の4位、皇后杯は310・5点の3位につけている。
県選手団ユニホーム
20年ぶりリニューアル
20年ぶりにリニューアルされた県選手団のユニホーム
県スポーツ協会は来年2月に創立100周年を迎えるのを記念し、国民スポーツ大会で着用する県選手団のユニホームをリニューアルした。ユニホームの変更は2004年に熊谷をメイン会場とし県内で開催された「彩の国まごころ国体」以来20年ぶり。
デザインは、産業、文化、学術などさまざまな分野で発展する県の多彩さと強さをイメージした。県由来のまがたまを取り入れ、白地に彩の国を連想させる青、赤、緑の3色を配置した。「SAITAMA」の文字は斜体となっており、一歩前に踏み出す、未来への希望が表現されている。
9人の選定委員の中に、バレーボール女子の山中宏予(埼玉上尾メディックス)=和光市出身、細田学園高出、レスリング男子の石黒隼人(自衛隊)=花咲徳栄高出=ら国内外で活躍する5人の選手、監督が加わり、競技者の視点を重視したユニホームに仕上がった。
=埼玉新聞2024年9月19日付け7面掲載=
サイト内の
埼玉栄高校の基本情報は→こちら
細田学園高校の基本情報は→こちら
花咲徳栄高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事