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国スポ予選少年 ラグビー 深谷 逆転で頂点 

正智深谷に35-8
後半3トライ、突き放す

(最終日、16日・熊谷ラグビー場)

 決勝などを行い、深谷が決勝で正智深谷に35―8で勝利して栄冠に輝いた。深谷は7―8の前半26分、ラインアウトからモールで押し込みフッカー新井のトライで逆転。後半にも3トライを挙げて突き放した。正智深谷は前半13分に奪った先制点を守れなかった。
 深谷と正智深谷は今秋の第104回全国高校埼玉大会のBシードを獲得し、優勝した深谷が第7、準優勝の正智深谷が第8シードに入る。3位決定戦は本庄第一が川越を63―8で破り、5位決定戦は草加が城西大川越に24―7で勝利した。

 

悔しさ胸に地力発揮

決勝 深谷―正智深谷 後半6分、深谷のCTB明戸(中央)がトライを奪う

 

 後半に地力を見せた深谷が逆転勝ちで秋の第7シードを手にした。主将のフッカー新井は「関東に行けなかった悔しさを忘れず花園まで行くために、絶対に優勝しなければいけない大会だった」と意地の栄冠に胸をなで下ろした。
 0―8の前半22分、FB渡辺のトライ(ゴール成功)で1点差に詰め寄ると、同26分に右のラインアウトモールから新井が押し込んで逆転。後半6分には「もっと点を取らなきゃいけない。どんどん行こう」とCTB明戸が追加点を挙げるなど3トライで畳みかけた。
 前半の競った展開に課題を残し「前に出て止めるディフェンスやアタックの質をもっと高くしていきたい」と山田監督。花園県予選までにもう一度、深谷のラグビーを見つめ直しBシードから頂点を目指す。

 

少数精鋭で接戦演じる

 接点で優位に立ち先制した正智深谷だったが、球際で後手に回り深谷に敗れた。菅原コーチは「決して防戦一方ではなく頑張ってくれた選手に感謝したい。意図したアタックができれば戦えるという自信がついた」と選手たちをたたえた。
 部員は17人でうち2人は未経験の1年生と層は厚くないが、冬の間に一人平均4㌔増量したフィジカルで決勝に進出した。前半13分に先制トライを奪ったフランカー高山は「武器の前に出る一人一人のキャリーで戦えた」と少数精鋭の強さを示した。

 

=埼玉新聞2024年6月17日付け7面掲載=

 

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