フィギュア成年男子 佐藤(埼玉栄高出)も優勝争い
国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会は28日から2月5日まで、青森県八戸市、南部町で開催される。埼玉は計81人の選手団(新井彰団長)を派遣。昨年は両競技会の合計で男女総合得点(天皇杯)が5位、女子総合得点(皇后杯)で8位と好位置につけ、本大会での天皇杯3位と皇后杯4位につなげた。今年も本大会までを合わせた年間でともに3位以内を目指す。両競技大会で勢いをつけたい県勢の有力種目など、大会を展望した。
◆スケート
フィギュアの成年女子は3月の世界選手権(さいたま市)で2連覇に挑む坂本花織(兵庫・神戸学院大)と、今季のグランプリ(GP)ファイナルを初出場で制した三原舞依(兵庫・甲南大大学院)が頂点を争う。GPファイナル4位の渡辺倫果(青森・法大)も出場する。
成年男子はGPファイナル2位の山本草太(愛知・中京大)が優勝候補の筆頭。昨年の全日本選手権3位の友野一希(大阪・上野芝ク)、同4位で埼玉の佐藤駿(明大)=埼玉栄高出=が追う。埼玉は前回4位の大島光翔(明大)=立教新座高出=も出場し、層が厚い。現役復帰した織田信成(大阪・大阪スケート倶楽部)の演技にも注目が集まる。
少年女子は、全日本で5位に入った千葉百音(宮城・東北高)、同6位で京都から出場する吉田陽菜(愛知・中京大中京高)が軸となる。
スピードの成年男子は2018年平昌、22年北京両冬季五輪に出場した一戸誠太郎(山形・ANA)が1500㍍、5000㍍に出場予定。成年女子に北京五輪代表の小坂凜(山形・KHネオケム)もエントリーした。
県勢は、1500、3000㍍に出場の少年女子の飯田明音(星槎国際高)に期待。22年の全日本選手権では総合3位の成績を収め、今大会も3位以内を狙える。成年男子500、1000と2000㍍リレーの松井菫也(大東大)も上位入賞を目指す。
ショートトラックの県勢は、成年女子500、1000㍍の吉田凪歩(神奈川大)が3位入賞を視野に入れる。少年女子500、1000㍍にエントリーする奥野湖々奈(朝霞四中)も中学生ながら面白い存在だ。
◆アイスホッケー
北海道が少年で20連覇、成年で7連覇に挑む。
埼玉栄高の単独チームで臨む埼玉は少年で栄冠を狙う。3年連続で決勝に進むもいずれも北海道に敗戦。昨年は延長戦までもつれ王者を追い詰めた。同カードの決勝が見込まれる今大会で雪辱なるか。埼玉栄高OBを中心に編成し、昨年3位の成年も優勝争いに絡みたい。
=埼玉新聞2023年1月26日付け6面掲載=
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