山村学園高校(川越市・平野正美校長)は、「外来生物から考える生態系のバランス」をテーマとした国立科学博物館(東京都台東区)のオンライン授業を行った。
同校では例年、課外研修として国立科学博物館へ訪問し、展示物の見学や模型などに触れながら課題に取り組む授業を行ってきたが、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年度から同博物館とオンラインで繋ぎ授業を実施している。今回は、国公立・難関私立大学の現役合格を目指す特別進学文理コースの1年生54人を対象に授業が行われた。
生徒たちは、同博物館に付属する自然教育園で実際に起こった事例を基に、外来生物が及ぼす生態系への影響などの学びを深めながら、生態系や生物多様性を守っていくための新たな視点を育むプログラムに参加。渡辺璃乃さん(16)は「外来生物が広がると生態系が大きく崩れることが分かった。自然や生態系を壊さないためにもよく考えて行動しなければいけない。自分が外来生物を増やすきっかけにならないように気を付けたい」と話した。
=埼玉新聞2022年1月20日付け11面掲載=
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