城西川越中学校・城西大付属川越高校は2日、高校が1972年の創立から50周年を迎えたことを記念し、川越市山田東町の同校で、中学校1年生の生徒によるたこ揚げ大会を行った。
たこ揚げを楽しむ中学校1年生の生徒たち=2日、川越市山田東町の城西川越中学校・城西大付属川越高校
中学校も92年の開校から30周年の節目。高校では草創期の73年と74年の1月にたこ揚げ大会を開いた記録が残っており、企画した同中学校・高校の田口智一教頭(50)は「たこはかつて、男の子の健やかな成長を願って揚げたもの。本校は男子校なので、中学校で復活させることにした」と説明した。
102人の生徒たちは、和紙と竹ひごを材料に昔ながらのたこ(縦47㌢、横43㌢を組み立て。和紙には思い思いの絵を描くなどした。完成するとグラウンドに出て、たこ揚げに挑戦。この日は強風が吹き荒れるあいにくの条件だったが、生徒は歓声を上げて走り回りながら楽しんだ。
初めて体験した森田穂誉さん(13)は「うまく作れたが、揚げるのは難しい」と悪戦苦闘。塩川忠彦さん(12)は「また来年もやりたい」とほほ笑む。田口教頭は「さまざまなことを経験してほしいので、内容を発展させて恒例行事にしたい」と話した。
=埼玉新聞2023年2月6日付け11面掲載=
サイト内の
城西大学付属川越高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事