春日部 塾関係者にセミナー
「入試改革のポイントや背景をきちんと理解することが大切」と話す教育ジャーナリストの梅野弘之氏=12日、春日部市民文化会館
県内の教育情報を発信する「埼玉新聞教育セミナー」が12日、春日部市民文化会館で学習塾関係者らを対象に行われ、教育ジャーナリストの梅野弘之氏が「入試改革で勝つ新入試を生かした進路指導」をテーマに講演した。学習塾関係者で組織する「どこはや。会」が主催した。
梅野氏は2027年度公立入試から導入される①調査書の様式変更と自己評価資料の提出②面接を全受験生に実施③選抜の特色化について―の3点を説明しながら、「生徒たちが気になるのは①と②だが、注目すべきは各高校がどんな選抜の特色化をしてくるか。共通か特色選抜、もしくは両方を導入かは各学校に任せられており、特に特色選抜は傾斜配点や作文・小論文などの特色検査、得点割合の変更などができるため差別化をしやすい反面、複雑」とポイントを解説。その上で「今回の改革の本質を理解した上で、対象年度となる現中学1年生にはきちんと伝え、生徒指導に当たってほしい」と話した。
「埼玉新聞教育セミナー」は学習塾や学校などへ出張し、高校受験の情報を発信することを目的に開催している(有料)。セミナーの具体的なテーマは申し込みの際に希望できる。
申し込み、問い合わせは、埼玉新聞社ホームページ内の「教育セミナー」へ。
=埼玉新聞2025年2月14日付け10面掲載=
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