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埼玉新聞教育セミナー「比企4県立高校合同進路説明会」で入試改革の要点紹介

「27年度入試から変更点はあるが、学校の授業最優先という点は変わらない」と話す教育ジャーナリストの梅野弘之さん=26日、東松山市松本町

 

 県内の教育情報を発信する埼玉新聞「教育セミナー」が26日、東松山市の松山市民活動センターで開かれた「令和6年度比企4県立高校合同進路説明会」の中で行われた。小学6年生から中学3年生とその保護者が、教育ジャーナリストの梅野弘之さんの講演に耳を傾けた。
 梅野さんは「これからの学び、高校選びの第一歩 変わる高校入試 今求められるのは」と題して、現在の中学1年生から適用される2027年度入試改革のポイントを紹介。同年度から①調査書の様式変更と自己評価資料の提出②面接をすべての受験生に実施③選抜の特色化が導入されるが、今回は①と②を重点的に説明した。
 講演の中で、「27年度から部活などの特別活動の記録や出欠記録、英検など資格を記載するその他の欄が消え、各教科の学習の記録、いわゆる1年から3年生までの9教科の評定が残る。これまでも調査書の中で最重要視されてきたのが学習の記録で、新しい制度になってますます重要視されるだろう」と解説。そして「3年生になってから頑張ろうと思っても手遅れなので、今のうちから学校での成績を上げておくことが重要」と強調した。
 埼玉新聞「教育セミナー」は学校や学習塾などへ出張し、高校受験の情報を発信することを目的に開いている(有料)。セミナーの具体的なテーマは申し込みの際に希望することができる。申し込み、問い合わせは埼玉新聞社ホームページ内の「教育セミナー」へ。

 

=埼玉新聞2025年1月30日付け8面掲載=

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