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埼玉栄全国大会優勝祝賀会17部活動49人表彰

埼玉栄高相撲部の山田監督(右から5人目)を囲み記念撮影する大関琴ノ若(同6人目)、大関貴景勝(同4人目)、関脇大栄翔(同3人目)ら同校出身の力士たち=9日午後、さいたま市浦和区

 

 埼玉栄中学・高校は9日、さいたま市浦和区仲町のロイヤルパインズホテル浦和で各部活動の全国大会優勝祝賀会を行った。本年度は中学と高校の計17部活動、計49人が栄光賞(全国大会優勝)を受賞。この日は、栄光賞受賞監督・コーチのうち21人の指導者が表彰を受けた。
 同会には1月31日に大関昇進を決めた新大関琴ノ若や、大関貴景勝、関脇大栄翔(朝霞市出身)ら同校OBのうち9人の力士が参加。琴ノ若は「これからも(埼玉)栄中学、高校で培った6年間を胸に精進していきます」と大関昇進の報告を兼ねてあいさつした。
 埼玉栄高相撲部は昨年8月の全国高校総体の団体で、5年ぶり11度目の優勝を果たした。琴ノ若は「刺激になるしやっぱりうれしい。僕も負けられないなと思う。2桁も優勝できるのは(埼玉)栄だけ」と後輩たちの健闘をたたえた。
 角界で活躍する教え子たちが集まり、同校相撲部の山田道紀監督は「全国優勝は強いから勝つわけではなく、周りの人のフォローがあってのこと。(OBが)駆け付けてくれて涙が出るくらいうれしい」と感無量の様子だった。
 相撲部OBを代表してあいさつした貴景勝は「埼玉栄からもっと盛り上がるように今後とも頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓った。琴ノ若も「貴景勝関と一緒に全体を引っ張り上げて、上位が(埼玉)栄で盛り上がるといい」と意気込みを口にした。
 同会には大野元裕県知事、清水勇人さいたま市長のほか、大相撲の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)や藤島親方(元大関武双山)ら186人の来賓が出席し、保護者や職員を合わせ計405人が参加した。

 

=埼玉新聞2024年2月11日付け8面掲載=

 

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