埼玉栄高校出身の高橋さんが三郷市PR大使に

市主催の

スポーツイベントの講師なども検討

木津雅晟市長から委嘱状を交付された高橋萌木子さん（三郷市提供）

　三郷市は、同市在住で元陸上競技選手の高橋萌木子さん（３３）を三郷市ＰＲ大使に委嘱した。
　同市出身の高橋さんは、市内の早稲田中学校に通いソフトボール部に所属していたが、全日本中学校選手権の２００㍍で優勝し、才能を開花させた。埼玉栄高校入学後は、陸上競技に専念し、高校３年間で史上初となるインターハイ１００㍍３連覇を達成。進学した平成国際大学でも、１年時に日本選手権１００㍍で初優勝し、世界選手権にも代表選手として出場。日本選手権やユニバーシアードなど国内外の大会で優秀な成績を収めた。その後、富士通に入社し、全日本実業団の１００㍍と２００㍍で２冠を達成。ロンドン五輪では４００㍍リレーの日本代表メンバーに選出された。
　広報課によると、高橋さんからは以前から「三郷に貢献したい」との申し出があった。現役を引退し昨年１月に帰郷したのを機にＰＲ大使に選任したという。スポーツイベントの講師なども検討している。
　「地元出身のトップアスリートに直接指導してもらうことで、子どもたちにも夢や希望を与えられれば」と同市は期待している。
　同市では、これまでにプロサッカー選手の中澤佑二さんや俳優の村田雄浩さん、タレントの宇佐美友紀さんなど６組７人をＰＲ大使として委嘱している。

＝埼玉新聞２０２２年１月３１日付け１０面掲載＝

サイト内の

埼玉栄高校の基本情報は→こちら