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埼玉県駅伝 高校男子 埼玉栄が7連覇

 第93回埼玉県駅伝は1日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場および同公園内周回コースで男子(6区間=29・5㌔)、女子(5区間=17・2㌔)の計116チームが参加して行われた。今大会は周回コースとなり、男女ともに前回から距離を短縮し、男子は7区間から6区間に変更された。
 高校男子の部は埼玉栄が1時間27分54秒で、中止となった第88、89回を除いて7連覇を達成した。1区出口がトップと1秒差の2位でたすきをつなぐと2区根ケ山が区間賞の快走で首位に立ち、後続もトップを守った。2位は花咲徳栄A、3位は東農大三Aだった。
 一般・高校女子の部はコモディイイダが57分6秒で初の栄冠に輝いた。2区市村が区間賞を獲得し首位に出ると、3区アキドル、4区渡部も区間賞で2位以下を離した。2、3位に埼玉栄高勢が入った。
 一般男子の部はコモディイイダAが1時間26分30秒で3年連続の優勝を飾った。3区入田ら4人が区間賞を獲得するなど2位のコモディイイダBを1分以上離した。3位は立正大Aが入った。
 市町村男子の部はさいたま市陸協Aが1時間29分25秒で8年ぶりの頂点に立った。2位でたすきを受けた4区蓮沼が区間賞の走りで先頭に立った。2位は川口市陸協A、3位は川越市陸協Aだった。

 

今季の悔しさ胸に快走

高校男子の部 埼玉栄の2区根ケ山(左)から3区利根川にたすきが渡る

 

 高校男子の部は埼玉栄が7連覇を達成した。今季最終レースでこれまでの悔しさをぶつけ快走し、選手たちの笑顔があふれた。神山監督は「各大会で結果が出ず、苦しいシーズンだった。最後はいい駅伝だった」と選手たちを誇った。
 優勝常連校としての重圧はまったくなかった。2区根ケ山で首位に立つと一度も先頭を譲ることなくフィニッシュ。主将を務める根ケ山は「出口がいい流れをつくってくれた。自分が先頭に立ち、理想の展開だった」と1区の走りをたたえた。
 出口は実力者がそろう1区で力走した。1月の全国都道府県駅伝を走った東農大三Aの大藪、花咲徳栄Aの栗林に食らい付き、トップと1秒差でたすきリレー。根ケ山がスタートしてから800㍍付近の上り坂で、一気に前を走る東農大三Aを追い抜いた。
 3区利根川が区間2位、4区柳本も区間3位と安定した走りで後続につないだ。柳本は「後ろの2人が1年生。少しでもリードを広げたかった」とスパートをかけ、優勝への思いを後輩に託した。
 5区の福山は公式戦では初の駅伝。経験不足から序盤で思うようにタイムが伸びなかったが、それでも区間2位にまとめた。最後はアンカー水越が区間賞の走りで花を添えた。福山は「大きい大会で緊張した。全国で通用する力をつける」と来季へ経験を生かす。
 昨年11月の関東高校駅伝で4連覇を逃し10位。同12月の全国高校駅伝では23位と奮わず、先月の奥むさし駅伝でも4連覇を逃した。根ケ山は「みんなが一つの方向へ向かった。勝って来年度につなげたかった」と役割を全うした。

 

一般・高校女子 初栄冠のコモディイイダ

2区以降 先頭譲らず

一般・高校女子の部 初優勝のゴールテープを切るコモディイイダのアンカー松村

 

 一般・高校女子の部のコモディイイダが2位に57秒差をつける快走で初優勝を飾った。2区の市村で先頭に立つと、以降は一度もトップを譲らなかった。会沢監督は「予想以上の走りをしてくれた。こんなに勝てるとは思っていなかった」と興奮気味に話した。
 1区の臼井が2位と1秒差の3位で走り切ると、2区市村は早々に1人を抜き、先頭のすぐ後ろにつけた。「思い通り。追える位置でつないでくれた」とラスト1㌔地点でスパートをかけてトップに躍り出た。
 圧巻の走りを見せたのは3区のマーガレット・アキドル。終始ハイペースを保ち、後続との差を40秒以上広げて4区につないだ。1月25日の大阪国際女子マラソンでペースメーカーを務めた疲労が残っていたが、チームの勝利を引き寄せる快走に「よかった」と笑顔を見せた。
 昨年5月に松村拓希氏がコーチに就任。全日本大学駅伝や全日本実業団対抗駅伝などに出場歴のある経験豊富な松村コーチは、限られた時間でいかに効率的な練習ができるかを重点を置いた。仕事の傍ら練習に励む選手たちに寄り添った指導でチームの力を伸ばしてきた。
 チームの目標はクイーンズ駅伝出場。会沢監督は「埼玉県駅伝の優勝チームが全国に行ければ大会にも箔(はく)が付く」と、埼玉一のチームの誇りを背負い、成長を遂げる。

 

一般男子 コモディイイダA

ベテラン勢力走でV3

一般男子の部 コモディイイダAの5区松村(右)が4区大山からたすきを受けて走り出す

 

 一般男子の部はコモディイイダAが3連覇を成し遂げた。1区と4区以降の4選手が区間賞を獲得。いずれも経験豊富な30代の選手が好走し、優勝の原動力となった。会沢監督は「1区で出遅れたが、想定していた走りになった」と合格点を与えた。
 けが人が多く、チーム状況が万全でない中、3区入田の快走が勝利を引き寄せた。トップと16秒差でたすきをもらった入田は前を行く3選手を追い抜き、2位の立正大Aに15秒差をつけて4区大山へ。チームに勢いを呼ぶ区間賞を獲得した。
 入田は「最初は突っ込んで入った。いい走りだった」。2位のコモディイイダBを引き離す好走に納得の表情。主将の大山は「ベテランが安定していた。今年の東日本実業団駅伝へのステップアップにしたい」と声を弾ませた。
 選手層の厚さで手繰り寄せた優勝だった。だが全6区間中4人が30代と、若手の成長が待たれる。今大会は実力で勝るAと、若手主体のBでチームで臨んだ。全日本実業団対抗駅伝の出場を目指し、ベテランの奮起に加え、若手の成長を促す。

 

市町村男子 さいたま市陸協A

力合わせ8年ぶり頂点

市町村男子の部 さいたま市陸協Aの4区蓮沼(右)が川越市陸協Aの選手を抜きトップに立つ

 

 市町村男子の部はさいたま市陸協Aが8年ぶりの栄冠を手にした。最年長は40歳、最年少は20歳とベテランと若手の力を結集。土濃塚(とのつか)監督は「大会前は不安で寝付けなかった。優勝してほっとした」と肩の荷を下ろした。
 1区成田、2区鈴木が上位でつなぐと、3区飯山と4区蓮沼が区間賞の走りでトップに押し上げた。飯沼は昨年、故障を押して出場し、レース途中に足が止まってしまった。「チームに迷惑かけたし、リベンジしたかった」と並々ならぬ思いで今大会に臨んでいた。
 最年少の5区高橋と最年長の6区斉藤が1位を守り切ってフィニッシュ。10年前にチームに加入し、第83回大会からの3連覇を知る斉藤は、「若手が入って戦力が充実している」と久々の県制覇に自信をみなぎらせた。

 

=埼玉新聞2026年2月2日付け7面掲載=

 

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