味彩コンテストの入選者ら=3日午後、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学
食育と地産地消の推進を目的に、彩の国黒豚などの県産食材を使ったアイデア料理を競う「第31回味彩コンテスト」(主催・国際学院埼玉短期大学など)の第2次審査会と表彰式が3日、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学で行われた。
コンテストは一般の部と高校の部の2部で行い、応募総数299点(一般146点、高校153点)の中から、1次審査で入選した各部の上位6人の調理審査を行った。彩の国黒豚のほか、県産の鶏卵や旬の野菜を使用したレシピを募り、一般の部は主菜料理、高校の部は弁当をテーマとした。
2次審査では、調理の様子や味、盛り付けの工夫などの項目が評価され、参加者は限られた調理時間の中で腕を競い合った。
一般の部で料理名「黒豚でサクラ草」を作り、最優秀作品賞の学長賞を受賞したさいたま市浦和区の宇田和子さん(72)は「県花のサクラソウをハンバーグで表現した。健康を考えて作る料理が一番おいしい」と話した。
一般の部で学長賞を受賞した宇田和子さんの「黒豚でサクラ草」
高校生の部で料理名「旬の野菜いっぱい!春のぽかぽか弁当」で学長賞を受賞した越谷総合技術高校の神田恵奈さん(16)=越谷市在住=は「(学長賞で)名前を呼ばれて驚いた。ニンジンの皮を使うなどSDGsを意識した。将来は家庭料理のお店を自分で出したい」と語った。
同短大の大野博之学長は「力作ばかりで完成度が高かった。限られた時間で力を出し尽くしたことに敬意を表したい」と述べていた。
高校の部で学長賞を受賞した神田恵奈さんの「旬の野菜いっぱい!春のぽかぽか弁当」
=埼玉新聞2024年8月5日付け10面掲載=
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創立39年目を迎える電子機械科・情報技術科の工業系、流通経済科・情報処理科の商業系、服飾デザイン科・食物調理科の家庭系の6学科を設置する総合技術高校。校訓「創造・信頼・錬磨」。目指す学校像「チームで働く力を身につけた人間性豊かな産業人材を育成する学校」。課題研究発表会やインターンシップ等の機会を通して、各専門分野で学び実践することで、進路実現ができる学校です。
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