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夏の甲子園開幕 叡明、あす津田学園(三重)と対戦

 第107回全国高校野球選手権大会は5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で代表49校が参加して開会式が行われ、開幕した。暑さ対策のため、大会史上初めて夕方に開会式を実施。埼玉代表で初出場の叡明は緊張した面持ちでグラウンドに登場した。主将の根本和真は「憧れの舞台。緊張したが、高揚感が込み上げた」と笑顔でほっと一息ついた。
 事前抽選で決まった選手宣誓は2年連続で智弁和歌山の主将が務めた。山田希翔主将は「宣誓。私たちは人々の心に大きな感動を届けたい」と第一声。根本主将は「感動を与え、フェアプレーをする。甲子園に出場する一選手として選手代表の言葉をプレーで示したい」と決意を語った。
 叡明は大会第3日の7日、第3試合で6年ぶり3度目出場の津田学園(三重)と対戦する。中村要監督は「チーム状態は悪くないし、どの舞台でも叡明の野球は変えない。開会式でモチベーションを上げた選手たちの頑張りに期待したい」と初戦を見据えた。

 

強まる自覚 状態向上

 出場49校中、13番目にグラウンドに入った叡明の選手たちからは緊張感が感じられた。それでも、樋上外野手の大きなかけ声で堂々と歩を進めた。中村監督は「叡明が本当に聖地・甲子園に立っている。その現実にとても感動した」と話した。
 叡明は春夏を通じて初の甲子園。憧れの地を一歩一歩、踏みしめた。49校の代表が一堂に会した大舞台。埼玉大会の優勝旗を持った主将の根本は「埼玉の代表としての自覚が強まった。代表にふさわしい姿で開会式に臨めた」と納得の表情。
 3日に対戦相手と日程が決まった。先行きが不透明だった2日の甲子園練習では、ボールが手につかない場面もあったという。「日程が決まり、スピード感を持つ意識が強まった。チームが仕上がってきた」と根本。状態は上昇の一途をたどる。
 待ち望んだ熱戦の火ぶたが切られ、叡明は大会第3日の7日、津田学園との初戦を迎える。本番まで残り2日。根本は「まずは自分たちがやってきた守備を固めて、少ないチャンスをものにしたい」とチーム一丸で戦い、叡明スタイルを貫く。

 

=埼玉新聞2025年8月6日付け1、7面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

2015年に校名を「叡明高等学校」に変更し、校舎を越谷レイクタウンへ移し、男女共学校として生まれ変わりました。地域連携では毎年越谷市の阿波踊りに参加したり、「自主自立」を掲げる校風のもと、生徒自身が各種行事へ参画し、企画運営を行ったりと、校内は常に活気に溢れています。

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