地域の課題 生徒目線で
女子高校生の視点から意見が提案された「ハイスクール議会」=嵐山町役場
嵐山町菅谷の大妻嵐山高校(榎本克哉校長)は、女子生徒が議員になって地域の課題やまちづくりについて一般質問などをする「ハイスクール議会」を初めて行った。同校は町内唯一の高校で1、2年生25人が同町役場の議場で町職員に提案した。
参加した生徒は町議員との意見交換、町役場での現状調査などを行って一般質問と意見書を作成した。
一般質問は、教師の働き方改革や小中学校の跡地利用、外国人のごみ処理問題、養蜂活動などで担当課長などから答弁を聞いた。廃校活用の意見書には、廃校舎を福祉施設にして交流の場をつくることや道の駅としての活用などが提案された。養蜂活動に取り組んでいる同校らしく、町のラベンダー畑の土手付近にミツバチの巣箱設置の案も出ていた。
議長を務めた2年生の福田英来さんは町おこしや行政に感心があって参加し「嵐山町のいいところを見つけられた」とほほ笑んだ。生徒会長で議長としての大役も果たした2年生の戸巻七美さんも「提案した意見書のように行ってみたい、住んでみたい、学んでみたいがそろった嵐山になってほしい」と話していた。
=埼玉新聞2025年2月1日付け11面掲載=
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学祖大妻ユタカが提唱した心の教育を重んじながら、社会に貢献する自立した女性を育てる「大妻スピリット」を大切に守り続ける。埼玉県中部の嵐山町にある大妻女子大学の附属校です。他者や社会のために信念をもって行動する女性を育てます。
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