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学校新聞コンクールで最優秀賞、全国連覇も視野ー松山高校

 「第68回県学校新聞コンクール」で最優秀賞に輝いたのは 県立松山高校で、前年に続き連覇を果たした。同校は昨年夏、鹿児島県で開かれた「第47回全国高校総合文化祭」(総文祭)で、最優秀賞を受賞。今年は全国連覇も視野に入れている。
 同校新聞部は、3年生が抜けても74人という部員数の多さとともに、発行回数も年間70回(本紙27回、号外43回)を数え、群を抜いている。また、取材、ライター、写真、IT(パソコンによる紙面レイアウトなど)をそれぞれのチームが担う分業制を取っており、クオリティーの高さに定評がある。
 さらに特筆すべきは、外部取材の多さ。その数は年間100回以上に及ぶ。作り手がまず楽しむことをモットーに、顧問の矢野悠季教諭は「自分の興味を優先していい」と指導しているという。昨年3月には神奈川県藤沢市片瀬海岸の「新江ノ島水族館」への取材も行った。
 昨年9月30日付348号では、東京都新宿区の平和祈念展示資料館を訪れ、97歳の戦争体験者への取材を記事にした。取材にも同行し、記事を執筆した2年生の山崎真矢さん(17)によると、「資料館を取材しようとしたら、語り部会を定期的にやっていることを知り、取材した」という。「お国のためという教育が本当に行われていたのかと思った。肉声で語られる体験は新鮮だった」と山崎さんは話し、「僕らは直接話を聞ける最後の世代かもしれない」と付け加えた。

 

戦争体験者を取材した松山高校新聞の紙面

 

 部長で2年生の本郷駿さん(17)は「3年生全員で取った賞。先輩たちの勢いがつながった。分業制でやっているが、誰一人欠けてもできない。協力する大切さが学べる」と述べ、全国でも連覇を狙いたいと意気込む。「第48回全国高校総合文化祭」は今年夏、岐阜県で開かれる。

 

=埼玉新聞2024年1月24日付け8面掲載=

 

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本校は、『文武不岐』を建学の精神とし、比企地区の中心的進学校として多くのすぐれた人材を世に輩出してまいりました。普通科に加え、理数科を設置し現在に至っております。また、令和5年度から第3期スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、科学系人材の育成にも力を入れています。さらに、特進クラス、土曜授業の実施などにより、ハイレベルな希望実現を目指し、生徒の能力を大きく伸ばす指導に取り組んでまいります。

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