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小中学生がロボット製作 講師は高校生ー大宮工業高校

 ロボット製作を通じてものづくりの楽しさを体験する「彩の国ロボット工房 ロボットづくり体験教室」が5日、さいたま市北区の県立大宮工業高校で開かれた。同校の生徒10人が講師になり、県内の小中学生9人にパソコンを使ってロボットの動作を制御するプログラムの作成工程を説明。一人一人が考えた動き方で実際にコースを走らせた。

 

ロボット制御プログラムを作成する生徒と参加者=5日、さいたま市北区

 

 講師を務めたのは電子機械科などの生徒10人。教員による説明の後、マンツーマンで子どもたちにプログラミングアプリの使い方を解説した。参加者はシミュレーションしながら組んだプログラムをロボットに転送し、八の字のコースを実際に走らせて試行錯誤を重ねた。
 参加したさいたま市立常盤北小4年の好川吉架(きっか)さん(9)は、電子機械科1年の斉藤大夢(たいむ)さん(15)の指導を受け、「タッチセンサーが反応したら後ろに下がらせよう」などと相談しながらプログラムを作成した。ロボットがコースを1周すると「やったー」と笑顔。「分かりやすくて、楽しかった」と喜んだ。
 日頃からゲームでプログラミングをしているというさいたま市立西原中1年の新井裕也さん(12)は、「センサーが反応しなくて大変だった。シュミレーションはうまくいってよかった」と話した。生徒のリーダーを務めた建築科2年の谷口哉太(かなた)さん(17)は、「みんなすぐにできて、工夫していてすごいと思った」と話した。
 教室は小学3年~中学3年を対象に、ものづくり楽しさを体験してもらうために県産業支援課と県立工業高校が連携して開催している。同校は本年度2回目の実施。

 

=埼玉新聞2022年11月9日付け10面掲載=

 

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