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小学6年生が高校見学で将来を考える機会にー熊谷農業高校 熊谷工業高校

高校生(左)からコチョウランを栽培している温室の説明を聴く熊谷市立妻沼西小学校の児童たち=28日、同市大原の県立熊谷農業高校

 

 熊谷市立妻沼西小学校の児童が28日、同市大原の県立熊谷農業高校(上田毅一校長)で学校見学を行った。訪れたのは、6年生の児童53人。子どもたちは熊谷農高2年生の生徒や教職員から説明を聞きながら、将来の職業選択にもつながる高校進学に向けたイメージを膨らませた。
 小学生による地元高校訪問は、キャリア教育として、趣旨に賛同した市内の小学校が2020年から実施。6年目の今年は、妻沼西小のほか市立玉井小学校と同新堀小学校の6年生が、10月から12月にかけて熊谷農高と県立熊谷工業高校を見学している。
 子どもたちは6班に分かれ、コチョウランを育てている温室を見たり、牛舎で子牛と触れ合ったりした。小池颯太さん(12)は「コチョウランを見たことはあるけれど、花が咲くまで5年かかるとは知らなかった」と驚く。茂木理央奈さん(11)は「野菜の水耕栽培を見学したのは初めて。やりたいことを考えるきっかけにしたい」と言う。
 高校訪問は妻沼西小の大谷裕紀校長が、玉井小校長だった時に始めた。同校長は「中学校1年生の頃から高校のイメージができれば、中学校で充実した3年間を過ごせる。自分に合った進路や職業を選んでほしい」と願った。

 

=埼玉新聞2025年11月30日付け11面掲載=

 

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