埼玉新聞社 高校受験ナビ

小6から中3対象に 埼玉新聞教育講演会ー杉戸高校

2027年度入試からの変更点を話す教育ジャーナリストの梅野弘之さん=11日、杉戸町清地の県立杉戸高校

 

 県内の教育情報を発信する埼玉新聞「教育セミナー」が11日、杉戸町清地の県立杉戸高校で小学6年生から中学3年生とその保護者を対象に行われた。当日は、教育ジャーナリストの梅野弘之さんが「埼玉県公立高校入試改革に関する特別講演」と題して語り、約400人が集まった。
 講演は、同校の地域貢献事業の一環で実施。梅野さんは2027(令和9)年度入試から全ての受験生に面接を実施するなど、入試内容が大きく変化するものの、主役となる中学生とその保護者にほとんど情報がないと解説。中学2年生以下の生徒に対し、「学力検査と調査書の学習の記録が重視される点は現在と変わらない。面接で大きな差がつくことはないだろう。中学校の授業をしっかり受けることが最強の受験対策になる」とアドバイスした。また、中学3年生には「本番までの残された期間は学力検査対策に集中すること。杉戸高校をはじめ多くの高校が学力検査重視の選抜を行っているので、調査書点が多少低くても逆転は可能だ。過去問演習と模試などの解き直しをしっかりやってほしい」とエールを送った。
 講演会後は学校側から入試説明や学校概要説明が行われ、その後に行われた個別相談会では多くの中学3年生の親子が参加していた。
 埼玉新聞「教育セミナー」は学校や学習塾などへ出張し、高校受験に関する情報を発信することを目的に開催している(有料)。セミナーの具体的なテーマは申し込みの際に希望することができる。申し込み、問い合わせは埼玉新聞ホームページ内の「教育セミナー」へ。

 

=埼玉新聞2025年1月14日付け12面掲載=

 

サイト内の杉戸高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

【躍動・敬愛・誠心】の校訓のもと、新しい取り組みを続ける。授業は55分カセット方式で、土曜授業なしで週33単位を確保。教育課程は大学受験対応。入学直後に2日間行う「スタートアッププログラム」で、高校の深い学びへの意識改革を実施。特に2日目の「英語しか使えない杉戸高校」は、世界各国より外国人講師40名以上を集め、異文化理解とコミュニケーション能力の向上で人気。SDGs探求も奥が深く、楽しい。令和7年度入学生からは、生徒会役員が長年かけてデザインした新制服となりますので、ご期待ください。

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