能登被災地支援呼びかけ
人々の愛に「びっくり」
たくさんの乗降客でにぎわうJR川口駅。東口の歩行者デッキで、川口北ロータリークラブ(RC)=森川昌紀会長=が能登半島地震の被災地支援を呼びかける募金活動が行われた。同活動に賛同した県立川口北高校(高松健雄校長)の生徒6人も参加。半日で約30万円が集まり、石川県東京事務所(千代田区)に寄託した。
募金活動を終えた川口北RCの会員と川口北高校インターアクトクラブの生徒たち=JR川口駅前(稲川和成さん提供)
「短時間でこんなに集まるとは、川口市民らの力はすごい。参加した高校生もびっくりしたようだった」と、同RC理事の稲川和成さんは話す。
この日、ボランティア活動を行った6人の生徒らは、同校インターアクトクラブのメンバー。3年生の千葉智明さんは「さまざまな人が私たちに目を向け、寄付をしてくれた。中には小さな子どももいて、たくさんの人々の愛を感じた」。
2年生は3人が参加。小林まなさんは「初めて募金の呼びかけに参加し、ほかの人のために活動することの大切さを感じた」。金子未侑さんは「少しでも早い復興を願っています」。姚家霖(よう・かりん)さんは「駅前での寄付はなんとなく恥ずかしくて、自分はなかなかできなかった。そんな中で胸を張ってできる人は本当に勇敢で優しいのだなと思い、皆さんの背中がとても大きく感じた」。
同校の高松校長は「募金活動に参加した生徒たちは、人との絆や思いやりの気持ちの大切さを学んだ。生きた学びにつながる貴重な体験になった」と語った。
インターアクトクラブの顧問、渡辺康子教諭は「最初は声が小さかった生徒たちが、時間がたつにつれ大きな声で呼びかけていた。とてもいい表情をしていた」と生徒らの活躍を喜んでいた。
=埼玉新聞2024年6月12日付け9面掲載=
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