交流サイト(SNS)を通して犯罪行為に加担させる闇バイト。県警サイバー対策課は、サイバーセキュリティ月間(2月1日から3月18日)に合わせ、県立川越工業高校、セブン銀行と協力し、闇バイト防止啓発動画等作成コンテストを行った。高校生が作成した優秀作品の2作品は、5月中旬から県内のセブン銀行のATMなど約1500機で放送される。
動画で闇バイトの危険性を訴える県立川越工業高校の生徒ら=10日、川越市
県警は1月、同校デザイン科2年生の約40人に向けて闇バイトやなりすまし投稿の危険性を伝える授業を実施。授業を踏まえて約1カ月で1分間の動画を作成した。動画には効果音やアニメーションを入れ、CGメーカーなどを駆使し、より闇バイトの危険性が伝わるような工夫をした。
10日に行われたコンテストでは各班4人の10班に分かれて発表し、県警やセブン銀行の担当者が審査をした。
選ばれたのは「口座売買で人生終了?」と「なりすまし投稿の危険性」の2作品。口座売買の動画では、口座売買が違法で取り返しのつかないということをキャラクターを使いながら注意喚起。明るい場面では明るい音楽や太い文字、暗い場面では暗い音楽や細い文字を使い分けた。畑紗槻さん(17)は「軽い気持ちでバイトに応募するのではなく、しっかり確認してほしい」と話していた。
なりすまし投稿の動画では、他人のふりをしてSNSでやりとりをする人がいることを、動物のキャラクターを用いて紹介。吉田大悟さん(17)は「今では小学生でも携帯を使う人もいるので、分かりやすくポップに仕上げた。いざというときにこの動画を思い出してほしい」と語った。
=埼玉新聞2025年3月21日付け9面掲載=
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