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川越工高生が新築現場見学

現場代理人の説明を熱心に聞く川越工業高校電気科の生徒たち(埼玉県電気工事工業組合提供)

 埼玉県電気工事工業組合(沼尻芳治理事長)の川越支部は、工業の専門知識などを学ぶ高校生を対象にした現場見学会を初めて実施した。県立川越工業高校電気科の生徒38人が、同支部会員のおぎでん(川越市)が電気工事を施工している入間市の新築現場を見学した。

 現場は9月までが工期の予定の入間市扇町屋の県営住宅の入間霞川団地(78戸)。おぎでんの現場代理人が工事概要を説明。タブレット端末による図面閲覧など業界のデジタル化についても解説した。生徒からは「授業で使用するケーブルと現場で使用のものの違いは」「埋め込んだ配管にどうやってケーブルを通すのか」などと質問が出た。

 平野敦照副支部長(おぎでん社長)は「見学会をきっかけに電気工事業界に興味を持ち、就職の候補にしていただけるとうれしい」と話した。

 同組合では、業界の担い手の確保を目的に毎年1回、県内の工業高校の生徒を集めて「電気工事業界理解促進研修会」を実施しているが、今回は高校側から現場見学をしたいとの相談を受け、初めて実現した。同組合は「今後も実際に現場を見て学んでもらう機会を提供していきたい」とした。

 

=埼玉新聞2022年2月22日付け11面掲載=

 

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