県立熊谷農業高等学校(梅沢仁校長)生活技術科3年生が、熊谷市役所の植栽と管理を任されて25年目となる。
熊谷市役所前の植栽スペースを手入れしている県立熊谷農業高校生活技術科3年生の生徒たち=熊谷市宮町
炎天下の中、美しいナチュラルガーデンを保つために、生徒たちが、額に玉のような汗を流しながら、週1度、約1時間、手入れを続けている。
市庁舎前の約100平方㍍の植栽は、季節ごとの花と造形アレンジで、造園技術を駆使し四季を通し美しい。
大型プランター30個には、暑さに強く色鮮やかな花ペチュニア、マリーゴールド、日日草などを育て移植。特に夏場の除草、灌水作業は、かなりの重労働となる。
沢村清香さん(18)は「毎日の通学の時、花の様子を気にしています」。川尻菜々美さん(18)は、「作業中に車の中から市民の方が、『キレイだねありがとう、体に気を付けてね』と声をかけてもらい、やりがいがあります」とにっこり。年間約40万円の種代や肥料、材料費は熊谷市が助成している。
指導に当たる三沢賢一教諭(36)と元校長の片山利明さん(65)は「生徒達の学習成果が熊谷市民の潤いや癒やしになっていることがうれしい」と話している。
=埼玉新聞2022年7月12日付け13面掲載=
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