1920人の「感謝」、31日まで加須市役所に展示
医療従事者への「感謝」を込めた花咲徳栄高校制作のメッセージモザイクアート
新型コロナウイルスの最前線で戦っている医療従事者の方々に感謝を伝えようと、加須市の花咲徳栄高校が制作した「メッセージモザイクアート」が12日、加須市役所1階エントランスホールに展示された。31日まで、来庁者などにアピールする。
「感謝」の文字がひときわ目立つアート作品は、縦2・5㍍、横3㍍の大きさ。同校の全校生徒1711人と教職員など209人の総勢1920人が縦5㌢、横5㌢の紙にメッセージを書いたものが貼り付けてある。同校のスクールカラーである「トクハル・ブルー」を基調にしている。
同市は昨年2月にコカ・コーラボトラーズジャパンと包括連携協定を締結している。アート作品はコカ・コーラボトラーズジャパンの協賛で制作された。展示式で大橋良一市長は「医療従事者の方々に向けた1920人の『感謝』の思いが伝わってくる」と感謝した。
同校の田中一夫校長は「生徒会が中心になって、全校生徒に呼び掛け、教職員も一緒になって制作した。『感謝』の思いが多くの人に広がってほしい。そして、新型コロナウイルスの収束をみんな強く願っている」と話した。
生徒会副会長で3年の杉原ルディアさんは「医療現場で働いている方々に向けて、心からの感謝の気持ちを書いた」。同幹事の3年、松本流郁(るか)さんは「日々、私たちも新型コロナウイルスに気を付けていると書いた」などと紹介していた。
=埼玉新聞2021年7月15日付け11面掲載=
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