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戸田中央総合病院で高校生が看護体験

現役看護師の指導で行われた、高校生の病棟看護体験=10日午前、戸田市本町の戸田中央総合病院

 

 5月12日の「看護の日」に合わせ、戸田市本町の戸田中央総合病院で10日、「看護まつり」が行われ、高校生による病棟看護体験が行われた。
 県内外の高校生6人が参加した。2人一組で病棟内を訪ね、現役看護師の指導の下、車いす介助や、実際の入院患者の足浴などを体験。器具の扱いや患者との接し方などについて手ほどきを受けた。
 体験後には高校生と看護師による懇談の場も設けられ、高校生が「やりがいは」「大切にしていることは何か」などと質問。指導した看護師は「患者さまが『いてくれて助かった』と笑顔を見せてくれる時に喜びを感じる」「入院される方に最も近い看護師が、表情などの小さな変化にきちんと気付き、共有できるよう気を付けている」などと、自らの体験を交えて答えていた。
 体験に参加した県立朝霞西高校3年の滑川花夏さん(17)は「患者を支え、感謝をいただける、素晴らしく大事な仕事。皆さんの希望となれるよう、これからさまざまなことを学びたい」と話す。武南高校1年の五領田舜さん(15)は「人と触れ合う温かみのある仕事にやりがいを感じた。さまざまな世代の方と話題を持てるよう今後、いろいろなことに挑戦したい」と話した。
 看護まつりでは骨密度計測や検査技師による糖化測定、管理栄養士の栄養相談コーナーなどが人気を集めた。

 

=埼玉新聞2025年5月14日付け10面掲載=

 

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