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探求学習発表会で狭山茶はがきプレゼンチーム優勝ー西武学園文理高校

狭山茶を活用したはがきについてプレゼンテーションする生徒=6日、狭山市入間川

 

 西武学園文理高校(狭山市、マルケス・ペドロ校長)は、1、2年生が取り組んだ探求学習の発表会を、狭山市市民会館で行った。1年生はコンテスト形式で狭山市の活性化についてプレゼンテーションし、狭山茶を使ったはがきの制作を提案したチームが優勝した。
 同校では、1年時に市民、まち、生徒の「三位一体のまちづくり」について学び、狭山市の課題解決に向けたグループ学習を行う。2年時には個人やグループで社会課題のテーマを見つけ、解決案を提案する学習を年間を通して実施している。
 発表会では1年生14チーム2年生10チームが生徒や関係者の前で研究の成果を披露。1年生の「さやまアクションプランコンテスト」は、市内ににぎわい創出の場をつくる案や、市の特産品である狭山茶を使った商品開発案などがプレゼンされた。
 優勝したチームは「人と地域の懸け橋に~狭山茶の輪を広げよう~」と題し、狭山茶の知名度向上を目的に、茶葉と和紙ではがきを制作した。廃棄予定の茶葉を使うことで、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献できる点などをアピール。香りを楽しめるよう試作を重ねた経緯などを語り、「いろいろな世代と地域をつなぐ懸け橋になれば」と説明した。
 審査員の日本女子大学の和田直人教授は、「知恵を使ってよりよい生活をつくることが探求の意味。全体を見て、自分の知識が正しいか、問題点を探求していく『メタ認知』が大事」と総評した。
 優勝チームは今後、商品の実現に向けて取り組みを進めるという。

 

=埼玉新聞2025年2月23日付け15面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

西武学園文理高校は、一人ひとりの夢の実現のため、科目学習をはじめ開校からの伝統である英語教育・語学研修、PBL学習、ICT教育に力を注ぎ、国内外の難関大学への現役合格をサポートします。2024年より学校独自の学びである【ガチ・プロジェクト】をスタート。各分野のプロフェッショナルとともに10種のプロジェクト学習に取り組んでいます。施設も人工芝グラウンド1面、グラウンド5面、体育館2棟など広大なキャンパスで3年間、学問、スポーツに打ち込むことが可能です。

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