埼玉新聞社 高校受験ナビ

探究学習成果発表会ー浦和第一女子高校【レポート動画あり】

2026年2月13日配信 

一女でしかできない「学び」がある。

文部科学大臣表彰に輝く圧巻の探究成果

 

~ 砂の付着から平和への問いまで— 伝統校・浦和一女の「探究学習発表会」で見えた、生徒たちの圧倒的な熱量 ~

 

 

 2月7日、県立浦和第一女子高校で、「探究学習成果発表会」が開催されました。

 前半は各教室での個別発表、後半は体育館での全体発表と、二部構成で行われました。

 2024年度に文部科学大臣からも表彰された同校の探究は、注目度が高く、この日も企業関係者や他校関係者らが見学に訪れました。また、同時並行で開催された学校説明会に参加していた中学生・保護者にも公開されました。

 各教室での個別発表は全体発表と比べて発表者と観覧者の距離が近いため、質疑応答での発言の敷居が低くなり、活発に意見が飛び交っているのが印象的でした。

 

 以下は、全体発表をした6グループ(個人含む)の発表内容要旨です。(※2と3は全編英語による発表でした)

1 どの色にミドリムシは光走性を示すのか

「ユーグレナ」とも呼ばれるミドリムシは、光刺激に反応して移動する「光走性(こうそうせい)」という性質を持つ微生物である。そのミドリムシはどんな色に反応して動きを変えるのかを、実験と先行研究から調査していく。

2 ベトナムの戦争

「二度と戦争が起きないようにするために、私たちは何をすることができるだろうか」という問いから始まり、現地でのフィールドワークなどを通して、平和に対する考えを深めていき、平和実現へのより本質的な問いに迫っていく。

3 砂が靴の中へ入る原因の解明

「走る際に砂が舞って服を汚くすることを不快に感じた」という、自身の日常での気付きから生まれた発表。靴の部位ごとの砂の付着量の計測や実験装置の自作など、視覚的に目を引く実験が多い。

 

4 楽しくお金を管理するためにはどうしたらよいか

「大人と比べて現金を使って買い物をする機会が多い」という状況を踏まえ、女子高校生が楽しくお金を管理できるお小遣い帳を作成する。アンケート調査や企業へのインタビューを参考に、試作品を改良し、完成品を作り上げていく過程を発表。

5 色と記憶

色鮮やかな学習教材の「記憶への定着」に対する有効性を、同校の生徒66名を被験者とした実験で調査。考察を重ね、「色と記憶のメカニズム」に迫っていく。

6 高校生主催のフードドライブ大作戦、フードドライブ小冊子作製、フードマネジメントアプリの開発、SNSでのフードドライブ宣伝

国内で年間約464万トンにも上る「フードロス」への意識を高めるために、個人が食品を寄付する運動である「フードドライブ」を小冊子やアプリと連携して、学校内外での活動によって広めていく。

 

 

アベレージの高さがハイレベルな発表を生む

 同校は探究学習において、「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」や「西村あさひ法律事務所」から指導を受け、また全国に先駆けてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、20年以上前から探究学習に取り組んでいます。

 そうしてできた「探究学習の年輪」がつながり、2024年度にSSH生徒研究発表会で「文部科学大臣表彰」を受賞しました。

 今回の発表を通して、「浦和一女の層の厚さ」を感じました。配布資料には全体発表の6組以外の探究学習テーマもびっしり記載されていましたが、多種多様かつどれも趣向を凝らしたものでした。学校全体で取り組む姿勢が、探究学習における同校の高い成果を支えていると言えるでしょう。(文 野口純)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

 多種多彩なテーマの発表の中から、体育館で行われた全体発表をまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

【説明会TV】浦和第一女子高校・探究学習成果発表会

 

サイト内の浦和第一女子高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

開校以来120年以上にわたり埼玉県女子教育のトップリーダーとして、国内外で活躍する4万人余りの卒業生を輩出してきた全国屈指の公立女子進学校です。浦和一女には、生徒同士の「知の交流」による白熱した授業、心と体を鍛え友情を育む部活動、一つのことを成し遂げるために全力投球する学校行事など、皆さんの持てる力を最大限に伸ばす様々な教育活動があります。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP