教員の資質向上目指し城西大学と県教育委員会連携協定

協定を締結した城西大学の藤野陽三学長（左）と高田直芳教育長＝８日、県庁

　県教育委員会と城西大学（坂戸市）は８日、教育、研究事業に関する包括連携協定を結び、県庁で締結式を行った。教育局は、教科等横断的な教育課程の実践研究や、専門性の高い教育のための教員の資質向上などの推進を目指す。
　協定では両者の教育、研究事業の充実、発展のために協力するとし、県立高校の授業や大学との交流、教職員の資質、能力向上に関する研修で連携する。具体的な取り組みについては今後協議されるという。
　高田直芳教育長は「高校でも外のリソースを活用した教育が求められている。総合大学とつながることができ、
総合的な探求な時間などで指導をいただけることがたくさんあるのでは」と期待した。
　同大の藤野陽三学長は「６割近い学生が埼玉出身と聞いているが、地域のつながりはあまりなかった。協定をきっかけにできれば」と話した。

＝埼玉新聞２０２３年３月９日付け２面掲載＝