埼玉新聞社 高校受験ナビ

教育関係者対象説明会参加レポート⑥聖望学園高校

2025年6月6日配信

希望する進路へ向け生徒と併走

 

 5月29日、聖望学園中学校高等学校の「塾の先生方対象説明会」が行われました。ミッションスクールならではの「礼拝」に始まり、続いて中学説明が行われ、休息を挟んで高校の説明となりました。

 オンラインでの説明会も同時並行で行われるものの、来場型説明会にも約70名の先生方が参加されました。

 

 関純彦校長先生から、キリスト教の教えである「敵を愛する」ということは、人は寛容になれば新たな気持ちが生まれるということで、それを銃に斃(たお)れた音楽家ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコさんを例にあげ説きました。また、学習や部活動に取り組む姿勢の大切さ、目標とする大学への進学や部活動の結果を出すことの意義を普段から強く伝えています。

 

 聖望学園は創立107年の歴史を刻み、芸術家やプロスポーツ選手、政治家など数々の著名人を輩出しています。指導の根底にはキリスト主義に基づく心の教育と生徒一人ひとりに寄り添った教育があげられます。入学した生徒と向き合い、将来の進路希望、どの学校のどの学部を目指すのか生徒と併走します。そのため、生徒の約8割は第一希望の大学へと進学しています。

 

 授業は週34単位を確保し、放課後ゼミを1年生から開講し学力アップをはかります。さらに、高大連携を年に何度も企画し進路を後押ししています。また、入学後に躓(つまづ)いた生徒には適応指導教室(カイロス)でサポート、教室復帰ができない生徒には通信制課程へ一旦転籍し、その後全日制への復帰という選択肢も提供されています。これは、全日制と通信制課程の両方を設置している学校ならではのシステムで、生徒に寄り添った制度です。様々な個性的な生活スタイル、個人志向に合わせて学ぶなど、近年通信制高校進学という選択肢が広がりました。それを象徴するような選択肢の多い先行する高等学校といえるでしょう。(文・宮崎文雄)

 

※このシリーズでは、教育関係者対象に開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

サイト内の聖望学園高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

聖望学園高等学校はキリスト教教育を通して、神を敬い人を愛し正義を重んじ信仰に立つ人間の育成を目標にしています。神様から与えられた能力や才能を発揮させ社会に貢献できる社会人を育てます。1年次は2コース制でスタートし2年次で学力上位コースである特選Sコースを追加して3コース制とし、各コースに理系、文系クラスを置き、生徒の学力に応じたきめ細かい指導がなされています。

 

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