埼玉新聞社 高校受験ナビ

文化祭の売上金を熊本へ寄付ー熊谷女子高校

被災地 元の生活へ

文化祭の売上金を熊本地震の義援金にすることを決めた文化委員会メンバーの(左から)菅尾悠月さん、大島悠さん、磯こなたさん=2日、熊谷市末広の県立熊谷女子高校

 

 県立熊谷女子高校(関根憲夫校長)の生徒たちが、7月28日に発生した熊本地震の義援金として、文化祭の売上金36万574円を寄付する。支援を決めたのは、中心になって文化祭を運営する文化委員会のメンバー。売上金の全額を届けることにした。
 同高の文化祭「鈴懸祭」は同11、12の両日に行われ、各クラスと部活動の出店が、手作りグッズや飲食物を販売した。売上金は例年、翌年の開催に充てるため、繰越金としている。だが、文化祭の後に熊本地震が発生。引退した3年生を除く1、2年生の委員45人は9月、全員賛成で寄付を決定した。副委員長で2年生の大島悠さん(17)は「自宅が倒壊したりして、苦しい生活を送る人がいる。少しでも元の生活へ戻るために使ってもらえれば」と言う。
 神戸市や宮城県といった過去の大地震で被害を受けた土地を修学旅行で訪問するなど、同校はこれまでも震災学習に取り組んできた。文化委員会を担当する青木牧子教諭は「大震災はいつ、どこで起きてもおかしくない。学習を通して、生徒が支援に関心を持ってほしいと考えていた」と、自発的な決断を喜ぶ。
 1年生は来年秋の修学旅行で、九州へ赴く予定。1年生で会計の磯こなたさん(16)は「1年後の熊本がどうなっているのか、可能なら自分の目で確かめてみたい」と言う。義援金は、熊本県の受け入れ口座に振り込む。2年生で会計の菅尾悠月さん(17)は「私と同い年の被災者もいる。早く私たちと同じような暮らしができるようになってほしい」と復興を願った。

 

=埼玉新聞2026年10月6日付け13面掲載=

 

サイト内の熊谷女子高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴 ~学校からのメッセージ2026~

熊女のICT・DXを活用した授業では個に応じた学びやプレゼンテーション、意見交換などを通じてより深く、多角的に学ぶことができます。生徒主体の学校行事、部活動により生徒の自主性を育てます。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP