小学生に地域の歴史を解説する(左から)県立日高高3年の市村沙綾さんと田中陽菜さん
県立日高高校(日高市旭ヶ丘)3年の市村沙綾さん(18)と田中陽菜さん(17)が22日、歴史探索のガイド役を務め、地元小学生に日高高萩の歴史を解説、地域の史跡を紹介した。
夏休み期間中、市内小学生を対象に行われる「ひ・まわり探検隊」のプログラムとして初めて企画した。市村さんと田中さんは、同校日本史探求の授業で学習した成果を小学生に紹介した。
コースは武蔵高萩駅から付近の鎌倉街道を歩き、駅北側の堀ノ内遺跡、日光千人同心街道、旧高萩郵便局など。この辺りは古くは縄文期から集落があり、平安時代は高麗郡の拠点として栄えた。江戸時代には宿場町としてにぎわい、現代まで発展した歴史がある。
鎌倉街道では、2人がかつて街道を通った新田義貞や北条時行を紹介。小学生にクイズを出しながら、時行が近くの女影ケ原で、鎌倉幕府を復活させようと闘った歴史などを説明した。
参加した高萩北小6年の小峰耀介さん、高麗川小5年の北沢翼さんは「いろいろな人の話を聞くことができた。地域の歴史を知ることができて楽しかった」。ガイド役を担った市村さんと田中さんは「歴史は知れば知るほど楽しくなる。小学生は予想以上に歴史に詳しかった。もっと本を読まなければ」と感想を述べた。
=埼玉新聞2024年7月28日付け11面掲載=
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