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昌平高校サッカー部 J1クラブ入り内定

鹿島 津久井「いち早く力になる」
FC東京 荒井「素晴らしいクラブ」

 来季のJ1リーグクラブ入りが内定している昌平高サッカー部の3年生2選手の会見が27日、杉戸町の昌平中学・高校で行われた。MF荒井悠汰がFC東京、DF津久井佳祐が鹿島に加入する。
 同校の城川雅士校長やサッカー部の藤島崇之監督、両クラブの強化部スカウトが同席する中、2選手は緊張した面持ちで会見に出席した。
 すでに特別指定選手でルヴァン杯に3試合出場しているFC東京の荒井は「プロサッカー選手としてのキャリアを素晴らしいクラブでスタートできることを大変うれしく思う」と意気込んだ。鹿島入りする津久井は「いち早く鹿島アントラーズの力になるよう頑張りたいと思うので応援お願いします」とほほ笑んだ。
 7年連続15、16人目のプロを輩出した藤島監督は「7年連続の選手誕生でスタッフ、学校としてこういう活躍する選手が誕生してうれしい」と語った。

 

切磋琢磨し成長
6年間の友がライバルへ

来季からJ1リーグのクラブに加入内定している昌平高の荒井悠汰(左)と津久井佳祐=27日午後、杉戸町の昌平中学・高校

 

 友からライバルへ―。中学から昌平高の下部組織であるFC LAVIDAに所属して6年間、切磋琢磨(せっさたくま)してきたMF荒井とDF津久井が、J1の世界に羽ばたく。
 2人が高校生になって先に頭角を現したのは、荒井。「フィジカル的な要素は、今までの昌平にはないイメージをつくった」と藤島監督が評価し、1年から主力、第99回全国高校選手権ベスト8に貢献。今年2月に加入が内定し、今季のルヴァン杯で3試合に出場。仲間の背中を追うように、津久井は「相手が前からプレスをかけても剥がせることをこだわっている」とCBから攻撃を構築する能力が買われて2年からレギュラーの座をつかんで、進路を切り開いた。
 全国高校選手権埼玉大会やプリンスリーグ関東など高校サッカー生活もあと半年。来季からは、敵としてマッチアップする可能性があり、荒井は「仲が良かった(津久井)佳祐とは来年からはライバルだけど、佳祐には負けたくない」と強気に語った。津久井は「今でも(荒井)悠汰に負けないし、何年たっても負けないと思う」と笑顔を見せた。

 

=埼玉新聞2022年9月28日付け12面掲載=

 

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