安全運転の「さしすせそ」を解説する皆野高校の生徒たち=4日午後2時半ごろ、皆野町役場
春の全国交通安全運動に合わせて、秩父署は4日、皆野町役場前で交通安全運動出発式を実施した。県立皆野高校の生徒が、高齢ドライバーに安全運転を呼びかける言葉「さしすせそ」を解説し、地域連携での交通事故防止を呼びかけた。
同署によると、管内1月~4月3日までの高齢者が関係する人身事故件数は前年比3件増の13件。高齢ドライバーの事故原因は、脇見などの前方不注意が目立っている。出発式には、地域の交通安全団体や住民、秩父市、皆野、長瀞、横瀬町の職員らが参加し、自動ブレーキシステム搭載車の試乗などで安全運転の意識向上を図った。
皆野高校3年生6人は、最先端、指差し、声に出す、制限、相談の、安全運転を続けるための「さしすせそ」を分かりやすく解説。同高は来年度に学校統合が決定しているが、「最後の1年間は生徒全員が事故に遭うことも、起こすこともなく、安全運動を積極的に推進していく」と、参加者の前で力強く誓った。
=埼玉新聞2025年4月11日付け9面掲載=
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