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春日部共栄高校出身、競泳の松山選手が市長表敬

「メダル獲得目指す」

 

角田守良市長(右)を表敬訪問したパリ五輪競泳男子リレー代表内定の松山陸選手=加須市役所

 

 3月に東京アクアティクスセンターで開かれた国際大会兼オリンピック競技大会代表選考会の100㍍背泳ぎで優勝し、パリ五輪の競泳男子リレー日本代表に内定した加須市出身の松山陸選手(22)が5日、加須市役所を訪れ、角田守良市長にパリ行きを報告した。「パリ五輪ではメダル獲得を目指す」と話した。

 松山選手は騎西小学校、騎西中学校、春日部共栄高校、明治大学と歩み、今春、同大を卒業した。同選考会の男子100㍍背泳ぎでは53秒72で優勝し、パリ五輪をたぐり寄せた。3日に引退を表明した背泳ぎの入江陵介選手(34)は憧れの存在だという。

 松山選手は「夢の世界に出場が決まりうれしい。8日からはアメリカ・アリゾナで1カ月、高地トレーニングに入る。パリ五輪でメダルを取るためには日本記録の突破が必要。入江さんの100㍍背泳ぎの日本記録(52秒24)を超えることを目標にしている」と話した。

 角田市長は「うちの近所には松山選手の先輩の松本輝選手(自由形・長距離)が住んでいる。パリ五輪を目指す2人に注目していた。松山選手がリレーの代表に内定し、よかった。市を挙げて応援したい」とエールを送った。

 

=埼玉新聞2024年4月6日付け11面掲載=

 

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