県立春日部高校で同級生だった春風亭一之輔さん(左)と三遊亭楽生さん=8月28日、京都市上京区の京都府立医科大学図書館ホール
県立春日部高校を1995年度に卒業し、現在、落語界で活躍する春風亭一之輔さんと三遊亭楽生さんの同級生2人が8月28日、京都府立医科大学(京都市上京区)で同大学付属図書館主催のキャンパス活性化プロジェクト「広小路寄席」に出演した。同校卒業後、2人が寄席で共演するのは初。
笑点でおなじみの一之輔さんと同じく笑点で活躍した6代目の故・三遊亭円楽さんの総領弟子の楽生さんは落語を一席ずつ披露した後に、特別対談で息の合ったかけ合いを見せた。はなし家のやりがいについて一之輔さんは「定年がないので亡くなるまで現役でできる仕事。その時々の年齢によって芸風も違ってくるし、ピークがどこなのか、ゴールが分からないことがやりがい」と述べ、楽生さんは「寄席でお客さんがどのような反応をするか見られるのもやりがいだし、師匠のおかげではなし家を軸にいろいろ挑戦し、新しい自分を発見できることも楽しい」と話した。
また、お互いについて一之輔さんは「楽生の師匠である先代、先々代の円楽師匠は明朗なはなし家で誰にでも分かりやすい落語だった。楽生もその教えを継いでいてはなし家として大好き」、楽生さんは「春日部高校の落語研究会を復活させたのが一之輔で、その後も賞を総なめにしてきた。こびない芸風も意図的な感じはせず、年間900近い高座をこなす姿勢、笑点での人気と、今の落語界で唯一無二の地位を確立している」と褒め合った。
その後は会場から質疑応答の時間が設けられ、「上手く話すコツは?」「体調管理やスケジュール管理はどうしてる?」などの質問に丁寧に答えていた。
=埼玉新聞2025年9月1日付け14面掲載=
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夢が進化する第一幕、それが春日部高校。百二十六年を超える歴史と伝統を持つ男子校。校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てる進学校。生徒が主体的に深く考え、アウトプットする力を身に付けることにも力を注いでいます。教科「情報」を含め大学入学共通テストの対策はもちろん、国公立大学や難関私大の個別入試や記述、論述問題に対応した授業を行っています。
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