本庄市広報観光大使就任式

本庄市広報観光大使に就任した（左から）新井大輝さん、小久保寛太さん、ビクター・タンさん、吉田信解市長＝２６日午前、本庄市役所

　本庄市広報観光大使就任式が２６日、市役所で行われ、同大使に就任した同市在住でラリードライバーの新井大輝さん（３０）、パラアスリートで走り幅跳び選手（知的障害）の小久保寛太さん（２５）、同市在住で彫刻家のビクター・タンさん（５５）が「地域を盛り上げていきたい」などと意気込みを語った。
　市は市の魅力を広報することで、市の認知度向上、イメージアップ、観光振興を図るため、これまで歌手の松川未樹さん、俳優の黛英里佳さん、サッカー選手の内田航平さん、俳優の井上小百合さんを同大使に委嘱。今回の３人は同市出身でお笑い芸人のアンゴラ村長（早大本庄高出）、ロービジョンフットサル選手の岩田朋之さんと同様に今年４月１日から同大使に就任した。任期は来年９月３０日まで。
　就任式はアンゴラ村長と岩田さんを除く、新井さん、小久保さん、ビクターさんが参加。吉田信解市長から同大使の委嘱状、たすきなどが３人に手渡された。吉田市長は「本庄市のファンになってもらうには、まずは知ってもらうことが大事。市を知ってもらうための活動に力添えしてほしい」と期待を込めた。
　本庄東高校を卒業した新井さんは「これまで経験したことをフィードバックして、地域を盛り上げていきたい」、卒業した本庄特別支援学校を練習拠点とする小久保さんも「本庄市のために全力で頑張りたい」などと抱負を語った。視覚障害を持ち、２年前に妻の出身地である同市に引っ越してきたビクターさんは「本庄でアトリエを探し、作品をシェアできれば」と話した。

＝埼玉新聞２０２４年６月２７日付け１１面掲載＝