日吉亨県教育長(中央)を表敬訪問した杉戸農業高校の生徒ら=18日、県庁
県立杉戸農業高校の生徒らが18日、日吉亨県教育長を表敬訪問し、杉戸町との包括連携や商品開発について報告した。同校は10月15日に杉戸町と包括連携協定を締結。生産したコメをふるさと納税の返礼品として活用するなど、地域の課題解決に向けて各分野で連携を進めている。
19日には連携の一環で杉戸町の小中学校全9校の給食で、コラボメニューの「杉農梨カレー」が提供された。同校で栽培した梨「豊水」と「新興」を加工したピューレを使用し、マイルドな味に仕上げたという。
日吉教育長は梨ピューレを使った「杉農梨くるみパン」を試食し「梨の香りがいい。おいしくできている」と笑顔を見せた。梨栽培に関わった園芸科3年の堀江優希さん(17)は「暑さの影響で販売できなかった梨もあったが、ピューレに加工することで梨をおいしく食べてもらう機会が増えて良かった」と話した。
=埼玉新聞2024年11月21日付け2面掲載=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2024~
理想・誠実・勤労を校風とし、今年度創立103周年を迎えました。農業学校の伝統を受け継ぎ、卒業生は2万人を超え各界で活躍しています。「人間性豊かな心身ともにたくましい産業人を育てる」を教育目標に、時代の要望に応えられる実践的な教育に取り組んでいます。6つの専門学科(生物生産技術・園芸・造園・食品流通・生物生産工学・生活技術)があり、積極的な教育活動の実践の積み重ねにより地域からも「いのちとみどりを育む学校」として親しまれています。
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