東松山の新たな名物をと、行政や学校、和菓子店、金融機関の6者が連携して「地方創生スイーツ」を開発し、埼玉りそな銀行東松山支店で24日、試食会が行われた。東松山名物の「やきとり」を思わせる、辛みそだれがかかったあんこ入りの串だんごで、若者のアイデアを生かし、老舗和菓子店が商品化した。

「東松山さんぽ」を試食する森田光一市長(右)を取材する松山高校新聞部員=24日、埼玉りそな銀行東松山支店
同市と県立松山高校、松山女子高校、女子栄養大学、1912年創業の和菓子店の富久屋、埼玉りそな銀行東松山支店が連携した「まち・ひと・しごと創生事業」のプロジェクト。同市の名物の「やきとり」はブタ肉に辛みそだれを漬けて食べるのが特徴だが、この地元グルメをイメージした菓子を開発した。
プロジェクトが始動したのは8月中旬。松山女子高校家庭部の生徒と女子栄養大学の学生がアイデアを提案し、富久屋が試作に取り組んだ。試食をして意見交換し、完成にこぎ着けた。松山高校新聞部はこの間の取り組みを継続的に取材し、学校新聞に掲載している。市と同支店は販路拡大で協力していく。
完成した商品の名称は「東松山さんぽ」。辛みそだれと、富久屋の人気商品「牡丹だんご」(あんこ入りの串だんご)を合わせた。ニンニク、豆板醤なども使用してピリッと辛いみそだれと、あんこの甘さが調和した逸品だ。
試食会には6者の関係者が出席。松山高校新聞部取材班班長の長塚奎さん(16)は「今まで経験したことのない味。新しい発見で、面白いと思った」。森田光一市長も「辛みのあるたれとあんこの甘さのコラボが斬新。市としてもしっかりPRしていきたい」と感想を話した。
富久屋3代目当主の平田匠さん(64)は「高校生や大学生との意見交換は刺激になった。(若者たちが)大人になった時に『自分たちが作ったお菓子だよ』と言ってもらえる、次世代につなぐ菓子になれば」と話していた。
「東松山さんぽ」は来年2月中旬以降に富久屋で発売。川越市内の「りそなコエドテラス」でも販売を考えているという。

辛みそだれがかかり、あんこ入りのだんご「東松山さんぽ」
=埼玉新聞2025年12月30日付け9面掲載=
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