埼玉新聞社 高校受験ナビ

松高伝統の比企一周駅伝 OBチームも奮闘

校門を走り抜ける1区の選手=東松山市松山町の県立松山高校

 

 東松山市松山町の県立松山高校(小久保守校長)の伝統行事「比企一周駅伝大会」が11月30日に行われ、390人の選手が、初冬の比企路を駆け抜けた。
 同駅伝はアジア初の東京五輪が開催された1964(昭和39)年、第1回大会が開催された。クラス対抗で、比企地域の人たちに「松高・松高生をアピールしよう」と企画された。今回で59回目、中継所の設営や走路指導、道路使用許可などさまざまな〝壁〟も、地域の人たちや保護者、警察署などの協力を得て乗り越えてきた。
 当初は16区間70・5㌔。時代の流れで変更され、現在は15区間60・7㌔で、オープン参加のOBチームを含め26チームが出場した。午前10時、同校をスタート、滑川、嵐山、小川、ときがわ、東松山、吉見を経て、午後2時半ごろには全チームがゴール。2年1組が3時間47分10秒で制した。
 OBチームは5年ごとに参加していたが、今年は創立100周年で、1年繰り上げて出場した。「節目の年なので強いチームを編成、上位を狙う」(大内一郎監督)と公言していた通り、5番目にゴールした。陸上部OB会長の奥泉剛会長(56)は「早すぎず、遅すぎず、優秀な成績で誇らしい」と総括。選手の中で最高齢の早川勇さん(63)は、先日もハーフマラソンに出場したばかり、「距離が短く、調子もいまいちだったが、(若い後輩たちと走れて)楽しかった」と話していた。

 

=埼玉新聞2023年12月2日付け15面掲載=

 

サイト内の松山高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴 ~学校からのメッセージ~

本校は、『文武不岐』を建学の精神とし、比企地区の中心的進学校として多くのすぐれた人材を世に輩出してまいりました。普通科に加え、理数科を設置し現在に至っております。また、令和5年度から第3期スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、科学系人材の育成にも力を入れています。さらに、特進クラス、土曜授業の実施などにより、ハイレベルな希望実現を目指し、生徒の能力を大きく伸ばす指導に取り組んでまいります。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP