男女ともに埼玉栄が優勝
柔道の第44回全国高校選手権予選を兼ねた県高校選手権最終日は10日、県武道館で男女の団体を行い、埼玉栄が男女ともに優勝した。男子は22大会連続27度目、女子は5大会連続16度目。
男子の埼玉栄は準決勝で本庄東に5―0で快勝すると、決勝では大宮工を4―0で下した。女子の埼玉栄は、準決勝で武蔵越生に3―0で勝利すると、決勝では大宮東を3―0で退けた。
男女ともに優勝した埼玉栄は全国高校選手権(3月20、21日・日本武道館)に出場する。
集中力で一致団結
女子団体5連覇・埼玉栄
女子団体の埼玉栄は、先鋒(せんぽう)、中堅、大将が全て勝ち切る圧倒的な強さを見せ、5大会連続で頂点に立った。
先鋒の島野は52㌔級、中堅の新井は57㌔級、大将の三浦は無差別級といずれも個人
の各階級王者。日頃、個人で切磋琢磨(せっさたくま)するだけ
に、団体戦は一味違う。
「みんなで戦うものだから試合の途中で集中を切らさないよう心掛けている」と三浦。1人が勝っても他の仲間が勝たないと勝ち進むことができない。だからこそ、試合中にアドバイスを送り合うなど、団結力で栄冠を手にした。だが、島野は「技術面でまだまだ足りなかった」と課題も見つかった。
全国に向けて新井は「全国に出れてうれしいけどこれは通過点。全国で結果を出せすように頑張る」と力を込めた。
王座盤石も課題残す
男子団体22大会連続優勝・埼玉栄
男子団体の埼玉栄は、それぞれ盤石な試合巧者ぶりを発揮し、22大会連続優勝とまたしても王座を譲らなかった。ただ、主将の坂口は「あまりいい内容ではなかった」と納得していない様子だ。
チームのテーマは「取れるところで確実に取る」。それを実践しようと大宮工との決勝では、先鋒(せんぽう)の粂田が内股で一本勝ちして勢いに乗ると次鋒(じほう)の窪田が優勢、中堅の新井と副将の坂口がいずれも一本勝ちした。全勝といきたいところだったが、大将の峰が引き分けと歯がゆさが残った。
全国大会での目標は日本一。坂口は「全員で一本勝ちできれば一番いい」と意気込んだ。
=埼玉新聞2022年1月11日付け7面掲載=
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