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栃大海関 新十両昇進で入間市長訪問

入間少年相撲クラブ出身「幕内目指す」

杉島理一郎市長(右)を訪れた栃大海関(中央)。左は入間少年相撲クラブの西沢正夫総監督=11日午後、入間市役所

 

 大相撲の新十両昇進が決まった埼玉栄高出の塚原改め栃大海関(24)=本名・塚原隆明さん、越谷市出身、春日野部屋=が11日、入間市の杉島理一郎市長を訪れた。同市の入間少年相撲クラブで相撲を磨いた栃大海関は「しっかり幕内を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
 栃大海関は小学校3年の時に入間相撲クラブに入部。市立黒須中では全国中学校相撲選手権の個人戦で優勝し、中学生横綱になった。埼玉栄高時代には高校総体で団体戦優勝。2017年の九州場所で初土俵を踏んだ。今年の春場所で勝ち越し、3月27日の番付編成会議で夏場所からの新十両への昇進が決まった。身長193㌢。
 栃大海関は同クラブの西沢正夫総監督と市役所を訪問し、杉島市長から花束を受け取った。栃大海関は「入間に来てあっという間だった。無事に上がれて、ほっとしている」と報告。「土俵の鬼になれるように頑張る」と決意を語った。
 杉島市長は「市民としても待ちに待った十両の昇進だ。優しさと力強さで頑張ってほしい」と激励した。
 西沢総監督は栃大海関について「中学生の頃から海が好きだった」とのエピソードを披露。「日々の努力を重ね、十両の座を射止めてくれた。今後もさらなる上を目指し努力してくれると思う」と期待を寄せた。

 

=埼玉新聞2024年4月18日付け9面掲載=

 

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